板金修理には要注意!
2010.11.18板金修理に車を出された際に施工箇所の確認や交換部品の確認はされていますか?
もしかしたら払ったお金の分だけの交換や修理はされていないかもしれませんよ!
よく耳にするのがバンパーなど樹脂パーツを交換したことにして実は補修で済ませている、ワンパネル全面吹きのはずがぼかしで処理してあるなどは特に保険修理の場合にはよくある手抜きのようです。
車磨き研究所にご入庫いただくお車は、必ず補修箇所の確認と補修方法の確認をさせていただいていますが、中には暈かしはしていないといわれて磨いていくと暈かし箇所が出てきてしまったり、ひどいものでは下塗り前のサフェーサーが入っておらずスポンジバフを当てただけで塗装が剥離してしまうものすらあります。
このようなことにならないためには施工の工程写真や部品の納品書を納車時に添付してもらうように依頼することでほとんど防ぐことが可能です。
修理すること自体が悲しいことなのにさらに手抜きで状態が悪く買ったのではたまったものではありません。
うるさい客だなと思われるくらいの注意が必要です。
またきちんとした施工をしてもらうためには腕と誠意だけではだめです。
ある程度の設備が整っていることも大事な要因です。
移動式のパネルヒーターしかないとか、ブースがないなどではまともな塗装などしようがありません。
工場の中が乱雑であったり汚れていて埃だらけなどは論外です。
なぜこのような工場ではだめか?
パネルヒーターでは部分的な塗装ならいいですが、ある程度広範囲となると塗料に均一に熱が入りません、塗料は同じ色でも熱のかかり方により縮み方が変わることで色までもが違ってきてしまいます。
ブースがなければ埃を巻き込みながら塗料を吹くことになりますから、当然埃が塗装面に付着し物噛みといわれることが起こります。
工場が汚いところは性格でしょうから仕事も丁寧なことをするのは無理でしょう。
板金や塗装を依頼される際にはこのようなことに気をつけられできればご自身で確認されることがいいと思います。