更なる悪巧み? 病気はとどまるところを知りません!
2011.08.04先日お客様が開発されたアフターパーツの宣伝の為、ヤナセに伺った際にちょっと会議まで時間があった為にウィザムカーズさんに立ち寄ってきました。
ロータス・ケータハム・ジネッタなどの英国ライトウエイトスポーツカーを専門に扱う老舗の車屋さんです。
住宅街の真っ只中にこじんまりとたたずむファクトリーはいかにも隠れ家的で、都会のオアシスのようです。
このての車屋さんでの対応は余り期待しないほうが無難ですが、さすが都会の車屋さんらしく非常に丁寧な対応をしていただきました。
ジャガーでいったのも好印象だったかも?
置いてある車も、ロータスエランやエリーゼ・エキシージMK1やケータハム ジネッタなどまさに英国車好きとしてはよだれが止まらない車ばかりです。
お目当てはジネッタG-12!
まさにこの車を見に行ってきました。
現車はかっこいいの一言!
しかしイギリスで実際にレースで使われていたままの状態とのことでスパルタンそのもの。
タイヤもレーシングスリックをはいたまま、エンジンはデュラテック2.5Lで288PS
という化け物のような車です。
レース用のためシートは固定されており、運転席に座らせていただきましたがまったくペダルに足が届きませんでした。
お店の方が、
「どのような使い方を希望ですか?」
との問に、
「サーキットだけでなくツーリングにも使いたいですね!」
と答えると、
「うーん、それはこの車のいまのままでは無理ですね、あまりにスパルタン過ぎますから」
「かなりデチューンしなければいけなくなりますから、それだけでも数百万はかかります」
「サーキットでも楽しめて、ツーリングにも使えるならこちらがいいと思いますよ!」
と薦められたたのがこのジネッタG-4!
フロントガラスはありません、
これもかなりスパルタンだと思うんですが?
しかしこのワークスブルーという色のきれいなこと、
一発でやられてしまいました!
もともとはクーペだったそうですが、あえてスパイダーに改造しおまけにフルレストアされています。
とは言っても、フロントガラスもなく当然ワイパーなど存在しません!
しかも幌すらつけることは出来ませんから、雨が降ってきたらこのようにとのカバーをかけて合羽とフルフェースのヘルメットでの運転となります。
普通に運転しているだけでもかなり目立ち恥ずかしいと思いますが、そうなったらかなり“へんな人状態”です。
間違いなく子供に指を指されます!
ケントエンジン1700ccのドライサンプエンジン ウエーバーキャブレター付です。
パワーは140PS程度ですが車重が500kgちょうっとしかないのでかなり速いことは間違い在りません。
ケータハムの同じスペックの車なら、確実にこちらのほうが早いそうです。
だめです!
完全にやられてしまいました。
全体の程度のよさに加えて、このワークスブルーの色が堪りません。
この丸いデザインも古き良き英国ライトウエイトの伝統的デザインです。
店の方曰く、
「とりあえずはこのG-4にのってジネッタに慣れてもらい、その間にG-12の新車をオーダーして、新車が完成したらこのG-4とエキシージMK1を売って代金に当てる」
「この案が一番いいと思いますよ!」
考えてしまいました、
まずはこのG-4をどうやって買うのか?
思いついた案は、今回のデモ車購入の際に売却するか迷った挙句残っているマセラティを売却し、このG-4と入れ替える!
だんだんとデモ車としての方向が変っていきます。
すでにエキシージMK1にエリーゼS2から変えた段階で方向が違ってきてはいましたが、これでは徐々にウィザムカーズ長野店になって行ってしまいます。
まだ良心も多少は残っているうちによく考えて見ます。
恐る恐るこの悪巧みを出張先のホテルから妻に打診してみたところ、
「いいんじゃない!」
予想外の返答が返ってきました?
しかし落ちがあり、
「車売った差額は頂戴ね!」
だそうでう。
ほとんどあきらめられて投げやりです。
それでも反対されて怒られるよりはましと開き直っています。
さあ、どうしよう?