そもそもセラミックorセラミックスとは本当に特殊なものなの?
セラミックスまたはセラミックとは、
狭義には陶磁器を指すが、
広義で窯業製品の総称として用いられ、
無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指す。
つまり、
遠赤外線ヒーター等で加熱した程度では、
焼結体とは言わない・・・
金属や非金属を問わず、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物などの無機化合物の成形体、
粉末、膜など無機固体材料の総称として用いられている。
ガラスコーティング(セラミックorセラミックス)は、
完全無機被膜は作れません・・・
伝統的なセラミックスの原料は、粘土や珪石等の天然物である。
つまりガラスコーティングと主原料は一緒!
一般的には伝統的なガラスや陶磁器製品とは区別されて、
1980年代以降はファインセラミックスに相当するものを、
「セラミックス」と呼ぶことが多い。
セラミックスと呼ばれるものは、
- 酸化物系 例:アルミナ (Al2O3)、ジルコニア、チタン酸バリウム(BaTiO3) など
- 水酸化物系 例:ハイドロキシアパタイト
- 炭化物系 例:炭化ケイ素 (SiC)
- 炭酸塩系
- 窒化物系 例:窒化ケイ素 (Si3N4)
- ハロゲン化物系 例:蛍石(CaF2)
- リン酸塩系
となりますが、これら素材(分子結合体)は、
コーティングの主原料としては使われておらず、
まれに添加剤として用いられることがある程度ですので、
コーティング原材料(分子結合体)の如くセラミックスと呼ぶことは、
完全な記述詐称となります・・・