「最新状況」保険会社は、どこが良いの?
保険会社選びに関しては、
皆さんお悩みの様で、
この手の質問は結構頂きます!
が、その前に保険の内容に関して私なりの意見があります。
まず、基本的には車両保険の全損担保の加入は、
よほど低額な車輛でない限りは必須でしょう!
事故の際、
過失相殺で起こる自信の車輛修理代が現金で家計に無理なく払える方であれば、
車対車限定でもよいかもしれませんが、
いざ実際1.000万円のお車で100-0の過失だったとして修理代が1.000万円必要となった場合には、自身で1.000万円を自腹で支払うことになりますから、自費負担で支払える金額の算定はこの様に最悪の状況を想定して、
支払い可能金額を考えてみましょう。
この様な場合、全損担保の保険料差額の100倍近い支出となりますので、確率論もありますが、保険は保険を担保するものですので、
あまりいい選択とも思えませんが・・・
ので、車両保険は全損担保に加入しましょう!
これ以外に、車両保険に加入しておくべき理由があります。
- 相手がある事故で、相手方が任意保険に加入していなかった。
- 相手がある事故で、相手方が車検が切れていた。
- 相手がある事故で、相手方が無免許だった。
- 相手がある事故で、相手方の加入任意保険の賠償金額の上限を超える損害金額になってしまった。
この様な車輛は、
現在非常に多く走行していて全体の車の3割がこれにあたるのではないかと試算されている保険会社もあります・・・
という事は、事故の際1~5に該当する車が相手方だった場合に、
相手方からきちんとした賠償を受けれる可能性はほぼ確実に0。
その時生きてくるのが、車両保険!!!
車両保険に加入していれば、この様に相手方から賠償が受けられ無い場合に、相手の支払い分を自身の車両保険が仮払いしてくれます!
その支払われた分が、回収できるかは契約者には関係ありません。
しかし上記してきた条件により自身の車両保険の仮払いをすると、
3等級ダウンの事故割り増しが適応されますから、
事故修理賠償はなされても、
次期更新時からご自身の保険料の負担は増してしまいますので、
それを防ぐ為には“無過失事故特約”を付帯する事により、
ご自身に過失の無い100-0事故の場合保険使用カウント無しでのご自身の車両保険からの仮払いを受けることが可能です!
ほぼ全ての保険会社でこの無過失事故特約はありますが、
全損担保車両保険に自動付帯しているタイプと、
任意で組み合わせを選ぶタイプがありますから、
加入・更新時に確認が必要です。
それと、事故相手に賠償義務が生じる事故や、ご自身のお車の修理において、
対物・車両保険賠償金額を越える損害修理金が発生してしまう事も多々あります・・・
よくある事例では、
新車購入直後の大きな事故や古い車で簿価が殆んど存在しない場合、
新車入れ替えや修理費用や同等買い替えの必要が生じても、
保険賠償基準額を超過してしまっていると、
超過分を自費負担しなければならなくなりますが、
これを100%補填できるかはその差額によりますが、
一定金額の修理費用超過を追加で支払ってもらえる、
“対物修理費用超過特約と車両修理費用超過特約”も各保険会社に用意されています!
実際これにより私も廃車をせずに修理で全額保険支払いで助かった経験がありますので、
加入をお勧めします。
中には、弁護士費用特約に入っているから、それで対応できるのでは?
と、仰る方もいらっしゃいますが、
裁判で判決もしくは調停成立まで早くても数か月、
下手をすれば数年間かかることもあります。
その間、修理ができないか?
自身で立て替え払いをするか?
となります・・・
しかも、判決もしくは調停で損害金額の確定がされたとしても、
これは支払いを強制する効力は持ちません・・・
つまり開き直られてしまえば、OUTです。
強制力を持たせるには、更に強制執行命令や差し押さえなど更なる手を打たなければいけませんが、これも仮に命令が出たとしても、支払い原資が無ければ、
“絵に描いた餅”でしかありません・・・
つまり、このようなパターンでの事故の場合、どの様な手法を駆使したとしても、
自身の車両保険以外に損害は補填されることは無いでしょうねー
後は、代車費用特約ですが、
御自身で車両修理中に他に所有の車両が在られる場合はいりませんが、
「今まで修理の際は、工場やディーラーで無料で代車出してくれているのでいらないだろう!」
と、言う方が多くいらつしゃいますが、これも確実性の無い話です。
工場・ディーラーともに所有する代車には台数の限りがあります、
つまりたまたま代車が無いという事も有りえます・・・
自走可能であれば、代車が空くまで待つことも可能ですが、
自走不能の場合はその日から代車が必要となってしまいます。
自損事故であれば、御自身でレンタカーを借りなければならなくなるかも?
最近都市部では、代車自体が有料となってきている傾向があるそうです・・・
この傾向は、徐々に地方にも浸透していくであろう、と言われています。
と言うのも、車業界全体が粗利率が著しく低下しているため、
収益性の無い管理経費の掛かる代車を多く持つことに堪えられなくなっているからです・・・
代車特約は、つけても数千円の上乗せ程度でしょうから、
付帯しておいたほうが良いでしょう!
もう1点が、免責金の設定金額です。
基本的には、免責0が理想です!
特に車両金額の低い車ほど、その必要があるでしょう。
国産車であれば、5万円の免責が上限です。
これ以上付けてしまうと、保険使用時の値上がり損金と免責金を合算して考えていくと、
保険使用のほうが損金が少ないという事例は極端に減りますから、
何のための保険なのか?
という事にも、なりかねません・・・
輸入車であれば500万円以上のお車であれば、
10万円の免責でも良いでしょう!
特殊車両や1.000万円を超えるようなお車であれば、
30万円の免責も場合によってはありでしょう。
これらの具体的理由に関しては、お知りになられたい方は、
弊社まで直接TELでお問い合わせください!
但し、過去弊社ご利用の無い方の御問合せはご遠慮ください・・・
此処から本題の、どこ保険会社が良いのか?
ですが、これはオールマイティに良いところは無いでしょう。
但し、単純に言えるのは、大事なお車であり、事故時にきちんとした保証・対応を一番に望まれるのであれば、ダイレクト系は避けるべきでしょう・・・
TVコマーシャルの、
「事故対応満足度9○%!」
「3つの無制限賠償!」
等は、実際に事故が起きると、
「弊社基準によりこれが上限金額で、請求金額全てをお支払いするものではありません・・・」
と、
コロリと態度豹変するのはダイレクト系にありがちです・・・
特に、外資系は最悪と思って間違いありません。
確かに保険料は相当お安いかもしれませんが、
安かろう悪かろうの典型的商品と言えます・・・
広告はあくまで広告であり、事実と=している保証はどこにもありませんよー
その中でも、一番まともと思えるのは、ソニー損保でしょう!
と言うのは最近の弊社事例では覆りつつあります。
確かに過去事例上はダイレクト系では、
ソニー損保が動きも一番速くかつ支払い金額をごねる事も無かったですが、
今は1円でも払いたくない・・・
に方向転換されてしまっていますから、
ダイレクト系ワーストワンは“ソニー損保”です。
外資系も最近は鑑定事務所の立会いも増える中で大分対応は改善されてきていますが、
ダイレクト系で一番無難なのは、
国内大手損保系列のダイレクト保険です!
と言うのは、
損害査定アジャスターは損保の損害センターが請け負う為、
査定基準が損保基準で査定される為、
ダイレクト系に多く見られる払い渋りは弊社では経験はありません。
加入対象には、車にはあまり拘りを持たなかったり、ほとんど近距離しか乗らないとか、広告で行っているように事故リスクが低く、
「とりあえず直ればいいや!」
程度の方には、ダイレクト系もいい保険かもしれません?
次に、共済系ですが、
- JA
- 全労済
が、主なものとなります。
JAですが、損保との事故示談に関しては弱い・・・
という事は、周知の事実ですので、
JAにされるのであれば車両保険全阻害担保加入は必須条件でしょう!
但し、保険料が相当安いですから、
全損害担保の車両保険でもさほどの保険料にはならないでしょう。
又、損保の様に支払いはシビアではありませんので、
クオリティーの高い高額修理でもほとんど揉めることは無いでしょう!
ダメな部分は、
事故受付が土日・休日・夜間になると一気に受付クオリティーが下がるため、
対応が後手後手になります・・・
これはロードサービスにも言える事で、内容的な充実度は損保に較べかなり低いです。
しいて言えば、故障が懸念されるような、
クラッシックカーは止めたほうが良いでしょうし、
頻繁に長距離移動をされる方もロードサービス距離が極端に短距離なため、
地元での修理を望まれると莫大なレッカー費用の自己負担が生じます・・・
逆に、高額車両であっても日常で使用するようなお車でしたら、
十分かもしれません!
全労済も、JAとほぼ同じことが言えるでしょう。
全労済独自なのは、
代車費用特約が事故日より1か月以内とかなり短い設定です・・・
但し、損害センターの職員は、
JAと違いプロの専門職としてのスキルは高いので、
JAよりも対応レベルは良いと思われます!
損保系は?
と言うと、
保険料は一番高い保険グループとなりますが、
今は各社によりかなりの保険料の違いはありますが、ダイレクト系や共済連系と肩を並べられるほどの差はありません・・・
ただし、特に車両保険加入時のメリットは多くあります!
たとえば、車両保険を頻繁に内容変更をしたり、特殊な車であったり、
特殊な装備などが付帯していたり、
等の細かなニーズに応じることが可能です。
又、窓口販売が基本ですから、
販売担当者が事故担当者とは別にいますので、
社内的交渉や融通性も時としては有効になります!
が、その販売担当者の誠意やスキル次第ですが・・・
所謂、窓口販売の大手損保は下記のようです。
- 東京海上日動火災
- 損害保険ジャパン日本興亜損害保険
- 三井住友海上火災
- あいおいニッセイ同和損保
- AIU富士火災 (外資)
- チャブ損害保険(外資旧エース損害保険)
このかなで、一番に外したほうが良いのが、富士火災です・・・
と言うのは、現在AIG傘下となっていますが、
AIGは支払いが悪い・キツイでのし上がってきた会社ですので。
あえて選ぶ意味での、まったくメリットが見当たりません・・・
次に好ましくないのが、損害保険ジャパン日本興亜と、
あいおいニッセイ同和損保です・・・
この2社は近年合併を繰り返してきており、
合併前の各社の勢力争い的な要因が根強く残っており、会社として統一的賠償・保険支払が徹底されておらず、
各損害センターやアジャスター個人での振れ幅が大きすぎるようです。
次は、東京海上日動火災ですが、最近までは日本最大の損害保険会社として、
かなり高飛車な対応でしたが、
最近他社が合併を繰り返すことで規模が迫ってきたことの危機感なのか?
最近ではかなり腰も低くなり、
ユーザー目線で判断するような傾向もみられます!
もともと最大大手として、システム的には徹底されていますので、
此処がまるで駄目と言うような所は無いでしょう。
所謂、
入っていて安心な保険会社と言えるでしょう!
大手損保系で、
一押しなのは三井住友海上火災だと思います!
保険料は、大手損保の中で安い方とは言えないかもしれません・・・
一応MS&ADホールディングスと言う、あいおいニッセイ同和損保と同じメガグループには属していますが、現段階では独立会社として歩んでいます。
然し、もともと財閥である三井と住友との合併会社からなのか、
支払いに関しては非常に被害者もしくは加入者目線での対応をなされています!
過去に弊社であった例として、新車に近いお車を露天駐車しておいたところ、花粉黄砂の季節でそれが塗装に食い込み、
塗装を溶かすようなレベルの染みが出来てしまいました・・・
其れに対して、車両保険ですべての損害を担保し修理が認められました!
これに関して、他社アジャスターに、
「この様な事例で、支払いをすることは可能ですか?」
と、問い合わせたところ、全社とも、
「それでは支払いはできません・・・」
との、回答でした。
それとはまったく別の視点において有用なのがチャブ保険です。
と言うのは、
国内自動車保険において唯一“クラッシックカー保険”の存在です!
加入基準は製造年から20年以上経過、年間走行距離5,000km以内ですが、
全損担保車両保険の加入は必須で、
更に、
25年以上経過・年間走行距離1,000km以内ですと―20%の割引が適応されます。
クラッシックカーの車両保険保障金額の査定は、
損保→共済系→ダイレクト系に従い車両価値査定は低額になります・・・
と言うのは、
保険会社は所謂簿価表という査定本を基準に車両の価値価格を決めていますが、
この基準ですとクラッシックカーは簿価0となりますから、
実際の市場価格や購入された金額に近い簿価査定はかなり困難です。
しかしチャブクラッシックカー保険は、
専門の査定員が市場価格に基づき査定しますので、
極端な金額差額は出ませんし、
通常の車両保険ですと1年毎に簿価減少しますが、
クラッシックカー保険の場合は基本スライドです!
先日クラッシックカー保険加入済みの弊社アングリアレーシングが、
高雄パークウェイでクラッチワイヤー切れで自走不能に陥りロードサービスを使用する事態になりましたが、
レッカー到着も人里離れた僻地にも拘らず1時間以内で到着し、
特殊な車のため最悪作った群馬県の工場まで陸送?
の可能性もありましたが、
それでもOK(実際は京都で対応可になりました)でしたし、
帰宅・修理受け取りの為の交通費も一部免責(各々1,000円)はあるものの、
充分手厚い対応でした!
これらを、ご参考に御自身が求める保険内容と照らし合わせ、
御検討ください!
保険で大事な事は、支払い金額が安くとも、実際に事故が起きたときの対応の親身さに欠けていたり、いざ支払いになった途端必要賠償を渋るようでは保険の意味はありませんから、自動車保険に限らず全ての保険に共通するのは、いざという時にどこまで加入者の為に動くのか?
です。
多くの方は、
宣伝文句・コマーシャルを鵜呑みにされているでしょうが、
支払い基準となる保険約款は落とし穴だらけで適応基準はかなりグレーですので、
実際にはまったく同じ事故であっても、
加入されている保険会社により賠償は“天と地の差”が生じるのが現実。
PS:100%とは言い切れませんが、今まで弊社が対応してきているお客様の事例では、ご自身若しくは賠償加害者の保険が損保・共済系で、
関西地区においての加入をなされている場合、
最終支払い承諾はその加入地の損害センターとなり、
事故査定は事故地損害査定センターとなりますが、
どちらにしても事故処理に関西地区の事故損害査定センターが絡む場合は、
非常に事故解決においてスムーズな解決は難しいです・・・
何故この様な地域特性が出るのか?
を、懇意にしている保険会社社員複数に尋ねたところ一致した答えは、
「関西地区での保険賠償では、法外な請求や、裏付の無い架空請求などが非常に多く、
反社会勢力系でない一般の方でもかなり輩的方法論を取る事例が多い為、
それらを精査しきれない為に一律に支払いを閉めているのが実情です・・・」
との事でしたが、確かに弊社が今まで対応してきた事例でも、
これはひしひしと感じますし、
被害も受けています・・・