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BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)磨き&ガラスコーティング&オプション施工終了

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

マスキング終了

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20) BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20) BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

長野店で12年前にアルファロメオで施工いただいております飯田のお客様ですが、

2年前既にこのお車に乗り替えされてたそうですけれど、

タイミング悪く丁度その時私が怪我や体調不良で施行が出来ない状態だったことを弊社HPで知られ、

やも無くBMWメーカー純正コーティングである、

イノベクションコーティングBMW Innovection® PLUS|BMW.co.jpを施工されたそうです・・・

 

 

最近では国産車では新車購入時オーナーが望まなくても、

勝手にコーティング費用が見積書に入っていて、多くのユーザーは疑問もなく施工される方が多いとの事ですし、値引き金額で折り合いが付かないと、

その分コーティングをサービスにするなどのネタに使われているそうです。

国産車の場合、

ディーラー指定のコーティングは性能的には意外と良いものを使われていますが、

大抵は外注施工となりますので、

実際ユーザーが支払った金額から、

良心的でも30~40%はレスされた金額での施工店での施工となりますから、

施工店がエンドユーザーから直で依頼される場合と比較すると、

かなり安く施工することとなりますから、

当然やっつけ仕事となります・・・

 

ディーラーで施行された多くのユーザーの話に、

「撥水を薦められて施工してみたら、あっという間に水染みだらけになってしまった上に、

半年くらいで殆ど撥水もしなくなって、コーティング自体が残存しているかさえ?」

みたいな話を聞きますが、こうなるの当たり前の事柄だらけです・・・

・コーティング施工を薦める営業マンにコーティング知識が皆無

・故にオーナーの環境やボディ色など考慮せずに価格だけでコーティング選択をする

・純正コーティングのラインナップに機能選択肢が殆ど無い

・施工店は単価なりの仕事しかしない、下地処理は脱脂位しか行わないため、コーティング剤

 が塗装にスパイク(密着)出来ないため、剥離を起こす

以上の理由等により、

ディーラーコーティングはそれなりの価格であってもその費用対効果は無いと言えるでしょう・・・

 

輸入車の場合も状況は似てはいますが、

ディーラーorメーカー純正があるのは、BMWとヤナセ位ですが、

ヤナセはYCCSと言う部門が施工基準を厳密に管理していますから、

下手な専門店に依頼するよりは確実な施工がされますし、

コーティングの価格や機能を選べるようになっています!

BMWはどうかと言うと、

イノベクションコーティングとイノベクションplusと言う2種類の撥水しかなく、

今まで見てきた施工車両の感想としては、

キーパーのクリスタルキーパーレベルとしか感じませんでしたし、

施工基準もありませんから、

施工店次第みたいなレベルで、

費用対効果や性能や耐久性全てにおいてぼったくりの様なコーティングと言う印象です・・・

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

鉄粉クリーニング中

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

今回02磨きコースですので、

標準施工として❝鉄粉クリーニング❞を行いましたが、

2年経過車としては非常に鉄粉の付着は少ないです!

理由としては、

住所地の環境が良いのか?

飯田と言う降雪も少ない地域だから!

なのか、

有機ポリマーのイノベクションコーティングですので静電気の発生が抑制されていたのか?

が考えられますが、

鉄粉の付着が少ないと言う事は、

洗車の際付着鉄粉の引きずりによる傷入れリスクが低くなりますから、

良い事ですねー

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

磨き前ボンネット

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

磨き前ボンネット膜厚

イノベクションコーティングは、

既に何も存在していない感じです・・・

というよりも、

有機質のリアクティブ・ポリマーがトップ層を形成しているせいでしょうか?

イオンデポジットクレーターがトップ面には形成されてしまっております・・・

数か所には鳥糞と思われる痕跡がありますが、

これも既にクリアが酸化されてしまっています。

オーナー様の管理状況は、

完全露天でブラック・サファイアメタリックと言う濃色のある意味最悪の組み合わせに、

有機ポリマーの撥水を施工してしまえば、

こうなるのは必然です・・・

 

これらダメージをある程度完全にリセットするには、

04or05磨きコースによるペーパー掛けによる作業が必要となりますが、

問題はダメージがクリア層のどの程度の深度迄及んでいるか?

と、

膜厚が何μかによりで出来うるレベルが決まります。

 

このお車の様にメタリック塗装の場合塗装はサフェーサー1/3・有色メタリック1/3・クリア1/3とみなしますので、

このお車の場合約120μの全体塗装膜厚ですから、

クリア層は40μと推察されます。

そこから研磨可能な膜厚は20μ程度となります。

クリアは塗装を守るガード層ですので、

15~20μの残存は必用です!

これを超えて研磨してしまいますと、

ダメージは除去されたけれど、

紫外線や付着物から守る能力が不足してしまい、

塗装色の色ボケや最悪クリアが無くなってしまう事にもなりかねません・・・

 

今回は使用過程車と言う事と、

予算配分をコーティングメインに考えられていることから、

❝02スタンダード・ソフト磨きコース❞となりました!

前記したダメージ以外にも傷もかなり入っておりますので、

イオンデポジットクレターや酸化痕は目立ちにくくなるレベル

傷はある程度深く入っている傷は残ります・・・

 

オーナー様洗車は結構丁寧にされていたのだろう!

と推測されますが、

新車施工から結構早い段階でコーティングは無くなっていたのでしょう、

それなりに線傷とスクラッチは入ってしまっております・・・

イオンデポジット(水染み)は一面に形成され、

多分半分以上がイオンデポジットクレーター(ウォータースポットとは違います)に進行してしまっているでしょう。

ウォータースポットとは、

厳密にはクリア表面に残った水滴が光のレンズ効果を起こし、

有色塗装表面とクリアの境目にブリスターを起こすことを指しますが、

現在の塗装では殆どこのような現象は起きないと言われています。

多くの撥水系有機ポリマーは、

水道水や雨水に含まれるアルキル金属基(ミネラル)が、

固着を起こす際に有機ポリマー成分を溶かし取り込むことで、

イオンデポジットがイオンデポジットクレーターに成長促進されると言われています・・・

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

再塗装レベルの擦り傷

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

左側面リアドア・クォーターパネルには、

かなり深刻な白く擦った跡が付いてしまっています・・・

オーナー様ご自身は、

木(枝)には擦ったけど、

その程度ではここまでの傷は入らないはずですが、

枝の中に何か金属のようなものがあったのかも?

との事ですが、

木に擦っている時にそのまま進んでしまったのが運の尽きです・・・

 

磨きながらよくよく観察してみると、

フロントバンパーから既に傷は入り始め

最後はテールレンズに迄及んでいますが、

不思議なのはフロントからリアに行くにしたがって傷が斜め上に付いて行っている事です?

 

お見積りにいらした際に取り敢えず磨きである程度の処理が可能なのか?

再塗装が必用なのか?

を試し磨きしてみましたところ、

幸いにもかなり目立たなくすることは❝スポット磨き❞可能な事が判りましたので、

オプション施工のスポット磨きを4区画行う事といたしました!

これ再塗装となると、

ある程度きちんとした塗装方法でモールやバンパーやドアハンドルなどパーツを外しての作業ですと、

35万円くらいは掛ってしまいますから、

大きな出費を抑えることが出来そうです。

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

スポット磨き終了

 BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

スポット磨き終了後膜厚

結局クリア20μ以上研磨していますので、

残存クリア厚としては限界です。

それでもリアドアホイルアーチ付近の傷は、

まだ爪に引っかかる深さが残っていますが、

ということは、

確実に傷の深さは有色塗装層まで達していることになりますから、

これ以上の研磨はしても無駄です・・・

 

今回のスポット磨きは、

#1.300→#3.000→ウール→スポンジ4段階と言う磨きで対応いたしました。

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

ボンネット磨き終了

ボンネットの酸化痕やイオンデポジットクレーターや深い線傷は大分改善はしましたが、

今回のオーダーの02スタンダード・ソフト磨きコースでは程度良好使用過程車向け磨きですから、

役不足でした・・・

せめて03磨きコースが行えていれば、

かなり改善は出来たでしょうが、

ルーフスポイラーの樹脂部分はほとんど改善は見られませんでした。

というのは、

塗装は素材の硬さに比例して硬度が出ますので、

当然ボディの金属に比べ樹脂(PP)は柔らかいですから、

恐らくドイツ車の硬い塗装でも2.5~3H程度でしょうから、

塗装が柔らかいということは、

酸化痕・イオンデポジットクレーター・傷共にダメージは深くなりやすくなります・・・

 

ですのでこれらダメージが深く入りやすい素材部分は、

今回で言えば04or05磨きコースのペーパー掛けをしないと大きなダメージ回復にはつながりません・・・

が、

当然施工コストは伸しますので、

予算と日程に余裕が持てればの話ですねー

 

BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

磨き&コーティング&オプション施工終了

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BMW ビーエムダブリュー X3 Xドライブ20d

ディーゼルターボ 4WD(UZ20)

磨き&コーティング&オプション施工終了

 

今回の施工の主導権は奥さんのようで、以前施工させていただいた、

マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング凄く感動されていたとの事で、

今回はさらに上級コーティングとなる、

グラスコート・アルティメット ハイブライテンズ ガラスコーティングを望まれましたが、

流石に金額を見て旦那さんが困惑されていたので、

奥様をなだめて以前と同じ、

❝マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティング❞として、

❝レジントップコート・コクーンSTD❞を施工することで決定をいたしました!

 

が、

後日私の見積もりミスでスポット磨き料金が欠落していましたので、

ご提案として、

総額ご了解いただければ、

11月より施工を開始いたしました、

NEWナノグラフェン アルティメット・ハイブリッドコーティング❞をマーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティングの価格で施工させていただくこととなりました!

10万円以上の差額が発生しますから大判振る舞い

ではありますが、

今回メーカーさんよりサンプルサービスも頂いていますし、

弊社では試験施工を行っていませんので、

デモンストレーションと現場での促進耐候試験を兼ねての施工と言うことでご了承を頂きました!

 

事前に施工環境決定や施工方法などを詳しくメーカーさんからご指導いただき施工してみましたが、

事前にお聞きしていた通りガラスやセラミックコーティングに比べかなり施工はシビアでした、

施工時間も通常の2倍程度でWコート並みに時間がかかります・・・

このコーティングは間違いなく、

空調管理がされていなかったり

露天・半露店では施工は出来ないですし、

仕上げ拭き上げがかなりシビアですので、

専用照明による確認しながらの作業が必要で、

弊社取り扱いコーティング剤としては一番難易度の高いコーティング剤と言えます。

 

そもそもグラフェンコーティングとは何ぞや?

ですが、弊社HPグラフェンコーティングが11月より新規ラインナップに加わります! | 車磨き研究所 京都店・長野店 の新着情報でもご紹介しています!

 

最近新たにグラフェンコーティングというものが登場してき

ましたが、

基本的には全く今までとは違う主原料で、

炭素単体組成のグラファイトから、

超々薄膜の炭素の六角セル状になったグラフェンと言うものをポーランドの科学者が取り出しに成功し、

欧州でグラフェンコーティングが誕生したそうです!

グラフェンという物質は硬度がダイヤモンドより硬く復元性も高いですが、

超々薄膜でありながら不透明性が高いというコーティングとしてのメリットデメリットを持ち合わせています。

 

しかしここで問題になってくるのが、

コーティンとして製造した場合炭素シート状には分子構造出来ないという大問題があります・・・

現実現在グラフェンコーティングとして売られているものの殆どが、

グラフェンを粒子化したものをポリマー溶剤に溶かしただけというもので、

グラフェン自体は超撥水をする特性を持つそうですが、

安定性にかけ耐久性的にはかなり?

だそうです。

 

弊社が採用するグラフェンコーティングは、

粒子状のグラフェンをさらに微細化したナノグラフェンを使用し有機ポリシザランに溶解させていますので、

製膜イメージはSiO2シリカにC(グラフェン)が結合したC-SiOーCというイメージとなるそうですので、

グラフェンの超撥水性に有機ポリシザランの傾斜接触角滑水性もあり、

ある意味ガラスコーティングの一種でナノグラフェン&ガラスコーティング ハイブリッドと言えるかもしれません。

 

NEWナノグラフェンコート・アルティメット ハイブリッ

 (オリジナル仮称)

 (超撥水・撥油・傾斜接触角滑水・高硬度・スクラッチ傷復元性・機能復活DIYメンテ

 ナンス可能)

 ハイブリッド膜残存基本期間10年(キセノンアーク理論予測)

 現グラスコート・アルティメット ハイブライテンズ価格+10%

 (参考価格SS159.720~X-1289.493円税込み)

となります。

 

 

今回は駐車条件が完全露天且つ濃色車ということで、

製膜直後のコーティング不安定期間が不安なため、

保険として❝レジントップコート・コクーンSTD❞の施工も致しました!

 

 

この度は弊社ナノグラフェン・アルティメット ハイブリッド コーティングのデモンストレーション施工にご協力いただき、ありがとうございました。

以前施工いただいております、マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ ガラスコーティングとの使用中の機能性や耐久性など気が付かれたことがございましたら、お教えください。

このお車もまた長くお乗りのご予定との事ですので、今回の施行の状態をより長く保てるよう願っております。

 

 

 


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