今年の2月に施工したばかりの準会員様ですが、
ご自宅の車庫に入庫中、
夜間暴風が吹き荒れる中、
正面のシートの固定を忘れた?
ちゃんと留まっていなかった?
で、
フロント部分をシートで擦られまくり傷ついてしまわれた・・・
不注意とは言え、
まだ1ヶ月程しか経過していない中での今回の補修は、
磨きの範囲で直る程度で済んだのは幸いでしたが、
出費としては馬鹿にならない額です・・・
単価の良い職人さんですし、
やりきれないほどの仕事にも恵まれていますから、
その分残業や休日出勤すれば2~3日でロスは取り返せるでしょうが、
もったいないです。
弊社も建築事業部ありますので、今年の消費税駆け込みの受注状況会議等で聞きますが、
今回の消費税駆け込みは高級メーカーはあまり影響が無い様で、
新築ですとローコストが非常に多いようです!
それを上回る活気はリフォームだそうです。
聞く話によると、
今回ローン減税などの消費税対策も国が取る事もあり、
新築の場合はあまり駆け込み効果は低いそうですが、
低所得者層では1円でも節約みたいな部分で、
ローコストは活発だそうです!
リフォームの場合は大体現金支払いとなるため、
2%の節約は可能になる事と、
5%に引き上げられた当時の新築のお客様方が、
第一回目のリフォーム時期に入ってきたタイミングと重なるのも要因だそうです。
私の周囲でもこのタイミングでリフォームされる方複数いらっしゃいますが、
戸建住宅はこのリフォームのランニングコストが約10年単位で掛かる事がデメリットです・・・
特にローコスト住宅を建ててしまうと、
使用している建材や内部設備が低価格品ですので劣化も早くなりますから、
常にきちんとした住環境を確保しようとすると、
高級住宅に比べランニングコストは数倍掛かりますから、
どっちが良いやら?
兎に角住めれば良いで放置するのもありかもしれませんが、
みすぼらしさは覚悟するしかないですね・・・
高級住宅は何故にランニングコストが掛からないのか?
外壁がセラミックやレンガは経年劣化しません、
屋根もセラミック瓦なら同じです!
防錆・防湿・防蟻の下処理も違ってきますので、
土台や構造材等の劣化スピードやシロアリ被害可能性も違ってきます。
強制換気システムや結露防止サッシなどの装備品も、
クロスの寿命も壁内部の湿度劣化レベルが低いために痛みにくくなります!
水周り住設商品のランクも耐久性には大分違いがでます。
結局は車と同じで、
低価格は低価格なり・・・
高級車はやはり高級!
そう考えると私の友人には分譲マンション派結構多いですが、
私は前からその方が得で気楽なような気がします!
戸建住宅でも今では1世代使用が殆どですから、
マンションであれば30代で新築を購入したとすれば、
建物自体の大規模リフォームが必要になる前に本人が寿命を向かえるでしょうから、
室内リフォームを除けば共益費以上のまとまった出費は無いでしょう。
リフォームに掛かるべきランニングコストを貯めて置き、
それにマンション売却金を足して有料老人ホームで終活完了するプランなんてどうでしょう?
私の友人などはこのプランですし、
今のリバースモーゲージもマンション建築地は大抵都市ですので該当しやすいでしょう!
今回シートの叩かれた部分や軽く擦れた部分のボンネットとフロントバンパーの面部分はは、
“01スタンダード・ソフト磨きコース”で処理しますので、
1ヶ月しか経っていませんけれど一応“鉄粉クリーニング”は行いましたが、
やはり建設現場に乗っていかれているせいでしょうか、
極少量ではありましたが鉄粉の付着はありました・・・
問題はエッジ部分ですが、
どうしてもばたつくシートが強く部分的に当たりますので擦れて白くなってしまっています・・・
そのような部分だけ、
“スポット磨き”を2区画分行います!
無理をすれば、
01スタンダード・ソフト磨きコースでも処理は可能な可能性もありますが、
どうしても摩擦熱がスポット磨きより高くなりますので、
PP素材であるバンパーは熱が籠もり易くあまり無理をすると、
塗装剥離のリスクも生じてきます・・・
技術の低いポリッシャーマンですと、
塗装剥離だけでなく素材変形させてしまうことも多々ありえます。
この様な事を事前に防ぐためにも、
摩擦熱の発生は低く、研磨力の高いスポット磨きを行うことで、
ハードな磨きのリスクを軽減します!
但し、技術的コツありますので、素人や経験の浅いプロ?
道具だけあるからとチャレンジすると、
瞬間研磨力は大型ポリッシャーの10倍近くありますから、
瞬間で塗装剥げちゃいますよ・・・
安全に確実な研磨を行うには、
相当の経験と機材組み合わせや磨き方のマッチングが理論的に判っていないと、
ただの暴挙になっちゃうかも?
スポット磨き施工箇所が総てエッジ部ですのでかなり神経を使いました!
まずはクッション性ほぼほぼ0の特殊ロングウールバフと、
珪藻土コンパウンドの磨きで一気に研磨を掛けて行きますが、
この際一寸でもプレス圧が掛かったり、バフの接触角度が鋭角になり接触面積がピンポイントになると、
瞬時に塗装が剥げたりコンパウンドがクリアにめり込んでしまいます・・・
スチール・アルミパネルであればこの様なリスクは数分の一で済みますが、
今回のようなPPやFRP・カーボンなどは一瞬たりとも気が抜けませんし、
視覚的にもバフ接触面に死角を作らないように常に監視・観察が必要です!
覗き込みながら一寸磨いては効果を確かめての繰り返しを行いながら、
徐々に徐々に移動して、
摩擦熱が放熱されたら又戻っての繰り返しを行って、
少しでも無駄な研磨厚がで無いように多少の既存傷とスポット磨きポリッシャー傷を残して、
メインの磨きである“01スタンダード・ソフト磨きコース”に移行していきます!
こうする事により、
不必要な研磨厚を作らないようにします。
ここの見切り方は感によるものですから、
所謂経験値からしか引き出せません!
慎重に施工を積み上げ、
傷の完全除去達成です!
肌感にも違和感は出来ていません。
グラデーションも上手く行きました!
最近コーティングの商品性で差別化が難しくなったのか?
磨きのプロみたいな宣伝文句がこの業界でも増えている傾向が目に付きますが、
ある程度の経験があれば磨く=傷を取る事は可能かもしれませんけれど、
塗装変質させずに且つ無駄な研磨厚を出さずに超ハードポリッシュが可能な、
プロは何人いることやら・・・
ホームセンターで売っているようなポリッシャーを使用して、
ネット通販で売っているバフやコンパウンドを使用して、
膜厚計やサーもセンサーも持たずに磨くのであれば、
DIYと変わりません。
職人世界では、どの様な職種の職人でも、
腕の良い職人ほど道具にはこだわりますし、
当然お金も掛けます!
たとえばレースの世界でエアゲージひとつとっても、
1.000円のエアゲージと数万円のエアゲージとで誤差は0.○○Paでも、
この僅かな計測誤差が、
ラップタイムやタイヤ磨耗率に大きく影響を及ぼしますから、
突き詰めれば突き詰めるほど道具は重要です!
私の友人に有名調理人複数いますが、
みな数百万の包丁セット持っていますけれど、
料理自体は1.000円の包丁でも可能なのに、
何故そのような高価な包丁を使うのでしょうか?
家のオネイプロの三味線の演奏家ですが、
同じ種類の物で数千万のものから数万のものまで10本近く所有していて、
舞台の環境や演目や本番・お稽古で使い分けるためこれだけのものを揃えるのは、
プロとして必要だそうです!
弦やばち等に至っては数十種類を使い分けるそうです。
考えれば判りますよね!
TOYOTA トヨタ ハイエース スーパーGL ダークプライムⅡ 2800 4WD(QDF-GDH201V-SRTEY)磨き&ガラスコーティング&オプション補修施工終了
お預かりしたのは良いですが、
どうしたのか今年の仕事の依頼は異常に多い!
しかも結構高額であったり凝った施工内容のお車が多いので、
施工予想時間より押してしまいます・・・
そこに持ってきて、
京都店がらみでの商社やメーカーの打ち合わせ来店者・TELや、
揉めているが故に工務店からの確認TELもひっきりなし。
1台押すと又2台目そして3台目と、
負の連鎖です・・・
幸いな事にオーナー様お持込日より10日間ほど出張に行かれるとの事で、
工期に余裕が出来ましたので、
1日お引取り日程前倒しになってもギリギリ間に合いました!
長野店この様な状態になるとは予想していませんでしたが、この依頼ペース続くとすると、
とても京都店での施工期間確保は難しくなります・・・
と言うより、
正直なところあまり行きたくない。
長野店の現在のお客様方の、
8~9割は常時お付き合いをさせて頂いている懇意な方ですので、
気心も知れていますから多少の我侭も聞いて頂けますし、
不測の事態が起こってもまず揉め事にはなりません!
が、
京都店の9割以上のお客様はご新規となりますから、
性格も人となりも意匠性の嗜好性も何もかもが?
から始まりますし、4年間京都に通った中で感じたのは、
関西人の関東人とは違う思考の仕方や生活習慣や価値観の違いが怖いし、
どうも私とは対極的な印象を受けます・・・
オネイは京都生まれで京文化の中で生きていますから、
私を見ていて未知の生物のように感じ、
故にパターンが読めないそうですので、
理解に苦しむそうで、
関東人でお付き合いのある方と比べてみても特異な存在だそうです・・・
開店前から、
「あなたの考え方ややり方話し方は、関西では受け入れ難いので、
絶対事業は失敗するわ・・・」
とまで言い切られています・・・
確かに、
弊社取引先商社やメーカー結構西日本多いのですが、
東日本の会社と比較すると懇意になれませんし、
4年間京都に通う事で知り合った方々でも、
関西出身者とは距離感は殆ど縮まりませんが馬が合うなと思えば必ず関東出身者ですし、
京都店の工務店と揉めているのも最近は社員が全員京都出身者だからでは?
なんて思ってしまいます。
開店近づく中正直不安に支配されています・・・
とは言え、
あまりに関西気質・風土・文化・商習慣に順応できないようなら、
定期施工の考えは捨てて、
必要なときだけスポット施工で行くと言うのも考え方としてはありかもしれませんね!
無駄と言えば無駄ですが、
友人やVIP会員様に別荘感覚で使って頂いたり、
老後の居住地を早めに準備しただけと割り切れば、
それもありかもしれません。
今の弊社の状況からして、
何が何でもこうしなければと言う必然性も無いですし!
この度は、ご自身の不注意とは言え、一寸早すぎましたね。
弊社のお客様方、恐らく一般の方に比べると慎重な方が多いと思われますが、それでもそんな事で、見たいな事珠にありますから、大丈夫だろうとか、面倒だなと思ったときほど慎重になる必要があるでしょう。
なんて人に言っている割に、私が一番慎重さが必要なんですけど。
お仕事柄細かい作業や気を使われる事が多いでしょうが、意外と自身の事となると大雑把になりがちなのは、職人には多いですね。
前記しているように、今年はリフォーム市場非常に盛況のようですので、頑張ってガッツリ稼ぎましょう。
まだまだやりたい事や欲しいものだらけのアグレッシブさが頂点の年齢ですから。
私はこれからただ枯れていくのを待つばかりですから、羨ましい限りです。
この度は、ご入庫いただきありがとうございました。
PS:件のタイヤ屋さんにはお伝えしてありますので、担当者小林にお名前を言って頂ければ判るはずです。
交渉で価格をもう一声と言う時は、ご連絡ください、私からお願いしてみますから。
もしかしたら工場の石膏ボード上へのクロスの貼り足し工事お願いするかもしれません。
急ぎませんから、間を見てで結構ですので。
会員クラス | 準会員 |
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車輌クラス | クラスX-1 |
コーティング | |
磨き | |
オプション | |
施工料金 | 89,465円税込み(準会員オプション割引―5%・濃色車割り増し磨きランク1+20%・耐擦り傷塗装割り増し磨き+20% コーティング補修基本料込み 適応) |