東京は世田谷区からお越しいただきましたご新規のお客様ですが、
多分一番初めにご連絡いただいたのは初冬の頃。
何回かメールやTELのやり取りを、
ご使用になられている奥様とさせていただきましたが、
今年に入り連絡も途絶えましたので、
施行情報だけを聞き取り、
近隣の施行店に依頼なされたのだろう・・・
と思っておりましたら、
突然ご予約を頂きました!
ご相談を受けていた施工内容は、
「中古車購入で、車内の前オーナーの香水の臭いが酷い・・・」
「購入したヤナセで何回か車内クリーニングをしてもらってもあまり改善しない・・・」
との事でしたが、
ヤナセさんには車内光触媒コーティングがメニューとしてあるので、
そこまで施行なされてダメだったのか?
とお聞きしてみると、光触媒コーティングはなされておらず、
一般的洗剤でクリーニングを繰り返されただけとか・・・
香水の臭いでこの施行では、
確かに効果はあまり期待はできないでしょうが、
クレームでのサービス施行だから、
お金は掛けたくなかったのかも?
そもそも香水の臭いの基本成分は無機臭といって、
鉱物系の臭い成分が多く含まれる為、
タバコや嘔吐などの臭いに比べると、
除去は非常に困難です・・・
なぜなら、
無機臭は洗剤では分解されませんし、
変質もしない為長期間残ります。
つまり100%の除臭・消臭は無理です・・・
そこで70~80%程度の改善を目指し、
“車内丸洗いクリーニング”と“車内光触媒コーティング プレミアム”の施行でご依頼を頂きました!
車内丸洗いクリーニングは、
車種や車内材質により使用機材や洗剤などが変わってきます。
ベンツの場合は、
ルーフやピラーなどの接着に脆弱さがあるため、
イオン洗剤をハンドスプレーし洗剤を刷り込みながら同時に拭き取りますが、
この洗剤はすすぎ的行為はしません。
と言うのは、このイオン洗剤は日本全国にあるとある大型病院で、
食品洗浄や施設内の消毒・除菌のために開発されたもので、
汚れや臭いなどを分解しつつ、
洗剤成分自体が自己分解して無害なものに変化していきます!
上記箇所以外のレザーや樹脂・PP等もこのイオン洗剤でクリーニングをいたします。
シートのファブリック部分やフロアカーペットなどは、
それら専用の洗剤をスプレーして15~30分くらい放置して、
洗剤が素材に浸透・馴染んだところで、
高温のお湯をかけつつ同時に水分を吸い取るバキュームがセットになったリンサーという機械で、
洗剤と水分を出来る限り取り除きます!
仮に多少の洗剤成分が残留していても、
アメリカのアレルギーテストで安全であることが証明されているので、
健康被害の心配はありません。
その後、
車内光触媒コーティング プレミアムを施行いたしますが、
光触媒は有機質の構成物質の殆んどが分解可能な為、
車内の素材の酸化を防ぐ為に、
まずは保護膜となるアンダーコートとバインダーの役目を果たすベースコーティングを行います!
ベースコーティングが終了したら、
可視光で有機物を分解する能力を持つ光触媒と、
暗所でもウイルス・バクテリア・菌等を殺す能力を持つ銀イオンが入ったトップコートの光触媒をコーティングして行きます。
上記したように銀イオンが入っていますので、
暗所機能を持つため、
エアコンの噴出しダクト内にコーティングする事で、エアコンダクトとエバポレーターなど、
ウイルス・バクテリア・菌が繁殖しやすい車で一番不潔な部分が安全になりますし、
よって消臭もされます!
最近の新型コロナウイルスの脅威に対して、
多くの地方在住者はマスクの着用もしませんが、
その一つの理由を、
「移動が殆んど車だから!」
といわれる方多く、
実際走っている車の1割程度しかマスクは着けていません・・・
しかしこれとんでもない思い違いで、
仮に新型コロナウイルスを持ち物や衣類に付着させている状態で車に乗り込めば、
エアコンによりウイルスは飛散してエアコンダクト内に吸い込まれ、
格好の繁殖場所で数時間で一気に培養が進み、
又エアコンの風に乗って車内に充満してしまいます・・・
狭い密閉空間ですので、
飲食店の個室以上に本当は危険なのです。
花粉症や比較的女性や高齢者に多いですが、
外気導入ではなく内気循環等にしている方は、
ある意味この世情では自殺行為とも言えるでしょう・・・
今回のご依頼は、
“プレミアム”をご希望になられていますが、
スタンダードとプレミアムで何が違うの?
なんですが、
基本性能は成分はほぼ同じですので同等ですが、
プレミアムは酸化チタン結晶が非常にナノになっている為、
特に黒い素材での意匠性が高まります!
Mercedes-Benz メルセンツ C180 スポーツ(205340C)
車内丸洗いクリーニング&車内光触媒コーティング プレミアム施工終了
車内丸洗いクリーニング&光触媒コーティング終了して、果たして香水の臭いは消えたのか?
格段に低下したのか?
これは施行直後では判断はあまり出来ません・・・
と言うのは、
当然事前の車内丸洗いクリーニングでのリンサー洗剤には臭いがありますから、
その残り香もありますが、
これは徐々に光触媒により分解されていきますので、
その時初めて問題の香水臭がどの程度改善されたかの判断がつきます。
但し、
この施行でオーナー様がまだ臭いが気になられるとなると、
次の段階は無いですから、
最悪堪えられないようであれば買い替えするしかありません・・・
しかし、この緊急事態宣言もリーチの首都圏での生活はいくら高級住宅地世田谷といえども、
生活必需品や食料品の買い物にスーパーやデパート等にお出かけの際、
トートバックや衣類に新型コロナウイルスを付着させ車に持ち込んでしまうかもしれませんし、
地下駐車中など空気がよどむ空間内では外気導入にしていれば、
空間浮遊している新型コロナウイルスは、
エアコンフィルターを通して車内にも入って来てしまう可能性はあります・・・
しかし、
これで車内光触媒コーティングを施行された事で、
車内が抗菌性を持ち、
且つウイルス・バクテリア・菌が繁殖しやすい、
エアコンダクト内やエバポレーター等も暗所機能の銀イオンにより抗菌性を持ちますので、
車内の安全性は格段に向上したはずです!
通常道路走行時は外気導入にする事で、
新鮮な空気を車内に取り込み、
地下駐車場のような密閉空間では内気循環にする等臨機応変に空調調整をして下さい!
サンルーフ付きのお車であれば、
外気導入時サンルーフをチルトにしてあげていると、
車内と車外の気圧差でより車内の空気が外部に強制的に引っ張られますから、
より換気性は高まります。
このたびは首都が大変な状況にもかかわらず、御入庫ご依頼いただきまして、ありがとうございました。
初冬にお問い合わせ頂き、この春のタイミングだったのは、スタットレスタイヤをお持ちにならない事情だったのでしょう。
本文中にも記載していますが、香水の臭い除去奥様が満足頂けるレベルに達しているかは、使用頂く中で光触媒と銀イオンの活性進行が進むまで1~2週間くらい様子をご覧下さい。
但し、エアコン内部の除菌・抗菌には確実に効果は出ている筈ですから、危機的状況の首都の新型コロナウイルス蔓延での、お買い物外出時の服装などへのウイルス付着による車内汚染は相当リスク低減にはなっているはずです。
当初のお引取り日程も、会社の今後の新型コロナウイルス対応の会議が紛糾なされたとの事で、予定ものびのびとなってしまいましたが、ここで安直な結論を出して今後の舵取りを間違ってしまうより、慎重にご検討されるのは非常に大事ですからね。
兎に角今後もご家族・同僚様共に、日常体調管理と感染予防行動にはお気を付け下さい。