昨年夏にＧ’ＺＯＸの新商品である“ハイモースコート グロウ”を、

再施工していただきましたが、

その際お引取りの瞬間から、

「何でこんなにボディに埃が吸着しているの、おかしくない・・・」

とか、

「艶がたいしたこと無い・・・」

とブツブツかなりネチネチと文句を言われていましたが、

もうだいぶ長くお付き合いする中で、

慣れっこですので、

説明を繰り返しつつ相槌をうったりしながらいつものように対応していました。

が、

今回は自宅に帰られても連日ＴＥＬがかかってきます。

「お前のところに在ったときよりはるかに車庫で埃が載っている、

洗車しても拭き上げた瞬間から埃まるけになるぞ・・・」

「トップコートがおそらく溶けているのだと思うが、

水の流れた染みみたいな物も出来るぞ・・・」

と、

かなりご立腹で、

現状の状況をソフト９９に伝え、

似た車で実験もしてもらいましたが、

結果は同じ症状は出ません・・・

現場・技術・開発と原因を探してもらいましたが、

おそらくと言うことで、

このお車の静電気帯電量の問題では？

と言うことになりましたが、

このお車は漏電量が非常に多いため、

常に充電器を接続していますから、

常に強い帯電を示しているのでは？

となりました。

但し、

気になるのは純正のトップコートはその静電気を抑制する効果も狙ったものとの事ですが、

お車の使用が進むにつれ、

トップコートは残存性下がりますから埃の吸着量は減ります・・・

そこでソフト99よりそのトップコートを流すことの出来るシャンプーをオーナー様に送っていただき、

ＤＩＹで試してみると、

埃の吸着は多少は減少したとか。

この時点で既にクレーマー化していますので、

その際の弊社の磨きで傷が取れていないとか、

ポリッシャー傷が入っている・・・

とか、

次から次に文句が口を突いて来ます。

説明・言い訳していても既に面倒くさいレベルに達していますので、

「次来るときに磨きの問題にされている箇所は無償で再施工します！」

と言うことで納得していただきました！

通常は毎年１２月～４月まで弊社でお預かりしていて、

その間に再施工やメンテナンスを行うのですが、

今シーズンはサスペンションの修理とＯＨのため、

私の仲間の修理工場に３月中旬まで在ったため、作業終了して弊社に持ち込まれてみると、

事前にクレームとなっていた部分は修理工場預かり期間中に更なるトラブルを起こしてしまっていて、

弊社の無償施工どころの話ではなくなっていました・・・

が、

本人は何とか施工費を抑えたいがために、

「必要作業とクレーム再施工の差額しか払わん・・・」

と言ってきますが、

そもそも前回も施工費をけちってお金の話ばかりしていますから、

施工費＝範囲内のリセット

と言う構図は当たり前のことです！

つまり自身が求めるクオリティーを望むのであれば、

弊社施工の依頼方法も、

「完全にするためには、施工内容は任せる！」

では無い限り、

責任は取れない旨をご説明して、

やっと出した矛も引っ込めました！

昔はこういう方ではなく、

望まれることにはお金をケチることも無かったですし、

非現実的クレームも言わなかったですが、

経営している会社の業績も年々下がり規模縮小していますし、

歳を取ることで今までつるんでいた仲間たちも落ち着いて家庭メインになられることで、

独身ですので寂しさや疎外感から精神的依存がどんどん車に向いてしまうことで、

車に対しての異常執着心になっている感じです・・・

確かに私も以前は車オタクの親分みたいに言われて来ましたが、

今となってはまったく興味もありませんから、

気持ちは理解できても同じ土俵には乗れません・・・

そんな流れで面倒くさい人生車しかないレベルのオタクたちとは縁切りしてきていますが、

ついにこの方も私にとっては異常な執着心を車に持つオタクのグループに見えてきましたので、

今回のご入庫を最後に他店を探していただくことに決めました！

鉄粉クリーニング中

前回再施工からの実働距離・時間からすると、

思いのほか鉄粉の付着量は多いです・・・

前記していますように、

静電気帯電量が多いのもその一因ですが、

３ヶ月間修理工場にありましたから、

いくら屋根下にあったと言っても、

修理工場は入り口開けっ放しですし、

他車両の整備でも鉄粉は出てしまいますから、

それらもこれだけの鉄粉付着をしてしまっている理由でしょう。

とは言え、

そこを車両管理が悪いと責めてしまえば、

「そこまで言われれば、入庫は今後はお断りします・・・」

となることは、

オーナー様も自覚していますので、

やもう得ないことと納得はされています！

エクスペルペイントプロテクションフィルム＝使用限界

１０年近く前に“エクスペルペイントプロテクションフィルム”をフロントバンパー・サイドロッカー・リアホイルアーチ・リアドアスプラッシュ・ヘッドライトカバーと貼り込みいたしておりましたが、

フロントバンパーは既に数年前に再塗装のために剥ぎ取りし、

サイドロッカー・リアホイルアーチ・リアドアスプラッシュは、

飛び石で大分損傷していたので貼り直しを行っていますが、

今回はサイドロッカー・リアホイルアーチのやはり損傷が顕著ですので、

再度貼り直しを行います！

当然まずは減貼り込まれたフィルムの剥がしからですが、

正直貼り込むよりも剥がすほうが大変です・・・

ヒートガンでフィルムの糊を暖めながらなるべく素材に糊が残らないように剥いで行きますが、

経年劣化で糊も痛んでいますのでそう簡単には糊は除去されていきません。

この作業を時間レパレート換算してしまうと、

正直貼り込み工賃より高くついてしまいますが、

もともと弊社で貼り込み頂いておりますので、

本来かかる工賃の半分以下で行っています。

但し、他店さんで貼り込まれたフィルムの場合は、

実際にかかってしまった時間分のレパレートは頂戴いたしますし、

場合によってはクリアや塗装が劣化させられていて塗装剥離のリスクもありますけれど、

最悪そのような事態が起きてしまっても再塗装は免責とさせて頂きますので、

出来るだけ、

そのようなフィルム剥離作業は貼り込みを行った施工店さんにご依頼ください！

エクスペルペイントプロテクションフィルム＝サイドロッカー貼り込み直し終了

エクスペル・ペイントプロテクションフィルム＝リアホイルアーチ貼り込み直し終了

このお車の前のフェラーリのプロテクションフィルムの施工のため、

メーカーより交代で４名の応援を頂いておりましたが、

そのまま1名だけ残っていただき夕方から剥ぎ取り作業に入り、

終了したのは翌朝６：００でした・・・

メーカー作業者はそのまま寝ることも出来ず、

次の貼り込み作業に関東に帰りましたが、

まータフです！

私も施工者ギャラリーには理由あり掲載されていないお車の施工が２台控えているために、

フェラーリ施工から約3週間は久々に施工に追いまくられました・・・

そこに新たに始めた、

新型コロナウイルス対策のマスク＆光触媒関連商品の弊社ネット販売ページからの、

ご注文が殺到し、

今までの通常業務ではない伝票修理やメール返信にも忙殺され、

てんやわんやの数週間です。

一時のピークは越してやれやれと思っていたら、

今度は光触媒のお家丸ごと除菌セットの注文が殺到し、

一般の方にはあまり馴染のあるものでもないですし、

判り辛い商品ですのでその後ご説明に時間はどんどん消費されていってしまいました・・・

ありがたい限りではありますが、

この１０年で一番忙しい時を過ごしています！

磨き前ボンネット傷

磨き前フロントフェンダー傷

磨き前ボンネット酸化付着物酸化痕

磨き前フロンテフェンダー傷

  クレームとなったボンネット・左右フロントフェンダーの傷ですが、

今までは乗り帰られて洗車でご自身が入れたものや、

駐車中に服や荷物で擦られたものをクレームとして殆どは言われてきていましたが、

今回は前記しているように弊社入庫前に３ヶ月間修理工場にありましたから、

大概の傷はその間に入ったものです・・・

当然傷入れ防止のプロテクターを掛けたり、

スクラッチガードフィルムを貼られたりの予防措置は取られていても、

長期間となると隙間に誇りも侵入してしまいますから、

細心の注意を払っていてもある程度の傷入れはしてしまいます。

オーナー様本来であればこの様なことには目くじら立てて怒るのですが、

甲信越地域でこのお車をまともに整備可能でしかも良心的価格となると、

選択肢はこの工場しかありません！

以前にはもう一社ありましたが、

工場閉鎖してレーシングカー専門のメカニックになられてしまったため、

ただでさえ面倒臭い性格ですから、

ほかでは受け入れてもらえないことは本人も自覚ありますから、

弊社に言ってくるような無茶振りは控えているようです。

自閉症的異常執着心を持つようになると、

腕の良いメカニックの工場ほど1回の確執で”出入り禁止”とさせられます・・・

以前は弊社に入り浸り仲間だった数名も、

今では車検取るにも整備するにも板金塗装するにも、

悪評広まってしまい２００ｋｍも離れたところまで通っていますが、

既にその工場すら入庫を嫌がっている話もメカニックたちから耳に入ります。

こうなると何のための拘りなんだか・・・

オーナー様と話し合いの結果、

どちらにしても整備中に入れってしまった傷は処理する必要はありますし、

「前回際施工時にとりきれていない傷も処理してほしい！」

との事ですが、

そうなると最低でも“０２スタンダード・ソフト磨きコース”は必須！

ですが、

「０１～０２磨きコースの差額しか払わんよ・・・」

と言われても、

場合によっては０３→０４→０５磨きコースまでが必要な場合すら否定は出来ませんが、

最近はすぐにこの様にお金の話をされる中で、

この様なすし屋のねた的時価話では後が怖くてとてもできませんので、

「頑張るけど、１００％は望まないで、望むならかかるだけ払ってよ！」

「仮に１００％にしたところで、今まで様に普段使いするのだから、

又すぐに傷入っていたちごっこだから妥協して！」

と説得の結果、

しぶしぶでしょうが私の条件を受け入れていただきました！

磨き前＝左クオーター傷

スポット磨きマスキング終了

この付近には、

私のミスであるガラスコーティングの拭き斑があり、

当然それは無償で修繕いたしますが、

その付近にはかなり深い長い線傷が数本・・・

オーナー様は、

「自分では絶対擦っていない！」

と仰いますが、いつもそう言われますけれど、

現実に傷は入っています・・・

と言うことで、

“スポット磨き”にて傷の除去をご依頼いただきました！

が、

当然スポット磨きと周囲へのグラデーション磨きを行った部分の、

ガラスコーティングは削り取られてしまいますから、

再コーティングが必要となりますけれど、

これは上記したように付近にガラスコーティングの拭き斑がありましたから、

スポット磨き対象区画まで無償にて再ガラスコーティングを施工いたしました。

トランク＝花粉酸化痕？

リアクオーター酸化痕

これも長期整備工場にあったがために起きた弊害で、

恐らく車の後部が工場入り口を向いていたのでしょう、

車１/２後部には花粉やＰＭ２．５の付着によると思われる酸化痕が結構な量出来てしまっています・・・

これも修理費用とは別に管理料払っているわけではないですからしょうがないですねー

ＭＡＳＥＲＡＴＩ　 マセラティ 　エグゼクティブＧＴ 　オートマチック（GH-MQP）オプション施工終了

今回どたばたでしたので、

施工箇所のアフター写真を撮り忘れてしまいました・・・

施工完了からお引取り予定日まで１週間近くあるから後で！

なんて思っていたら、

最近記憶障害も出始めていることもあり、

すぐ忘れてしまいます・・・

お引取りは新潟県から新幹線～特急～ローカル線と乗り継がれてきたそうですが、

一番乗客が乗っていたのがローカル線だったそうです。

月初に東京から見えられたお客様も、

新宿駅で特急乗ったのは３人だけだったそうです・・・

そう考えると、

新型コロナウイルス感染拡大防止のための不要不急外出要請も一定の効果はあるようにも感じられますが、

ＴＶが言っているように感染者の少ない地域のパチンコ店などに都市部から人が流入している等は、

世の中馬鹿は結構な人数でいるのも事実です・・・

このオーナー様も駅まで迎えに行くとまさかのノーマスク。

「非常識・・・」

と文句を言うと、

「マスク嫌いなんだからしょうがないだろー」

と言いますが、世の中マスクが大好きでしている人なんてまず居ませんよ！

他のお客様も見えられたので、

「他のお客様に迷惑・不快感与えるからマスクして！」

と、

かなりきつい口調で言ってやっとしぶしぶ・・・

この方以外にもいくら言ってもマスクしてこない人居ますが、

「マスク売ってないから無い・・・」

「だったらうちのマスク買え！」

「高いから買えない・・・」

とか屁理屈ばかり言いますが、

数千万の車をぽんぽん買っていて何言っているのやら・・・

こういう人たち見て話していると、共通して言うのは、

「マスクは嫌い・・・」

「感染はしていない！」

「自分は感染等しない！」

この発言自体が幼稚園児レベル以下ですが、

共通して感じるのが、

マスクをすることが感染を恐れているようでカッコ悪いと思っているようです・・・

自身が感染して人知れずだれの世話にも迷惑を掛けずに死ねるなら好きにすればいいですが、

たぶんこういう輩こそ自身が感染でもしようものなら大騒ぎするのは目に見えています・・・

自分のためでなく他者の為に社会ルールは存在し、

守る必要・義務があるのです！

４ヶ月ぶりの愛車ドライブができましたが、どうやら道中桜見物等寄り道をしていかれたようですが、本当に自己中の行動原理ですよ。

普段言われている侠客理論とはかけ離れていますよ。

人の模範とまでは言いませんが、要請されている最低限のことは国民として守るべきです。

それと今以上に異常執着が高まるようでは、流石に弊社も商売ですから、今後の依頼をお受けするのもリスクになりますので、お断りもせざろう得なくなります。

拘りもほどほどまでが、周囲から見ての車好きの範疇ですから。

忙しさにかまけ、納車伸びてしまい申し訳ございませんでした。

満足していらっしゃれば良いですが、ありがとうございました。