弊社建築事情部取引先の常連様です!
今回春先からのメンテナンスのご相談を頂きつつ、このタイミングでのご入庫を頂きました。
お仕事がお忙しく、殆んど乗られないため、
新車購入より3年が経過しますが、
今だ走行距離は数千キロ。
これが車庫保管や淡色系なら良いですが、
ジェットブラックマイカ所謂黒で露天駐車ですからおのずとリスクは高まります・・・
正直このような条件での濃色車は、
どの様な管理をなされても日々意匠性は低下していってしまいます・・・
傷入れは洗車時のスキルである程度制御は可能でも、
水染み(イオンデポジット)や飛来酸化物の付着酸化リスクは相当の管理が出来ない限りは、
避けては通れません。
妥協するか?
お金をかけ続けるか?
の2択ですね。
施工
話しはまったく変わりますが、
ここのところ京都店の実のあるお問合せや施工をいただける傾向がありますが、
やはりほとんどの方は弊社HPのギャラリーの内容や施工料金は読まれていないようです・・・
読んでいらっしゃっても、
「表面上の価格で、実施工価格はこれより安いだろう!」
と思われているのか、
弊社ではありえない価格を予算として提示なさる方が圧倒的に多いですが、
弊社のお客様個々のギャラリー掲載施工料金はその通りに頂いておりますし、
個々対応のメニュー料金表からの値引きも一切いたしておりませんから、
お見積りのご相談をされる前によく施工料金等をご確認のうえお願いいたします!
お問い合わせいただく方・弊社にとっても無駄な時間の消費にしかなりませんので。
まずは今回のメンテナンスの始まりは、
❝鉄粉クリーニング❞からです。
乗られる機会は少なくとも、
管理は定期的なされる方ですので、
鉄粉付着は少ないだろう!
と思っていましたが、
使用頻度からすると非常に鉄粉付着量は多いです・・・
居住エリアは重工業工場も無いですから、
この鉄粉は農地の土埃かも?
肥料の中には、
金属含むものも結構ありますから、
可能性は有ります。
3年前に新車時施工いただき、
2年前に1回メンテナンスを行っておりますが、
この際も、
ガラスコーティングにかなりの水染み(イオンデポジット)出来てしまっており、
一部はクレーター化までしてしまっていたため、
01スパーライト・ハード磨きを行い、
Wコートタイプのトップコート部分を研磨除去して、
サービスでトップコートを施工させていただきましたが、
前回とほぼ同じ状態になってしまっています・・・
しかし今回の方が事態は深刻・進行していて、
雰囲気的には既にトップコート部分は全体的に相当消耗してしまっているようです。
つまり、機能層であるトップコートの疎水・滑水機能が低下していますから、
水染み(イオンデポジット)形成は日々加速していってしまいます・・・
ですので、本来のメンテナンスであれば、
前回と同じようにトップコートを除去して新たなトップコートを再施工した方が良いですが、
ここで丁度3年経過ですから買い替えるか?
あと一回車検を受けるまでは乗るか?
と思案中だそうですが、
どちらにしてもそう長く乗られるご選択ではないですから、
今回は当座の意匠性回復が目的となります。
その為今回のメンテナンス磨きは、
❝01スーパーライト・ソフト磨きコース❞にて施工となりました!
トップほどではないですが、
側面全体も細かな水染み(イオンデポジット)に覆われています・・・
写真で見てもわかるように、
メンテナンス磨きを行った部分と、
磨き前の部分では,
まったく艶が異なります。
水染みで不純物が膜化して艶を失っているのと、
その原因を作ったものが膜化しています・・・
その水染み付着を促進させた原因物質とは、
シャンプーの界面活性剤の洗い流し残りです・・・
多くの方はシャンプー洗車をしても流水で洗い流すだけですが、
これでは界面活性剤は完全には除去されません。
しかも側面はシャンプーを全体に行ってしまっていれば、
洗い流し時には既にある程度の乾きを起こしていますから、
既にある程度固形化していますから、
流水をかけながら再度スポンジ等で界面活性剤を擦って洗い流す必要があります!
一番的確なシャンプー使用の手洗洗車では、
1パネルごとにシャンプー→再度流水空洗い→拭き上げを順次行い、
パネルごとに洗車を完結させることです!
しかしこれは相当の時間がかかりますから、
なかなかできる方はいないでしょうねー
磨いてみると、既にイオンデポジットクレーターはトップコートを突き抜け、
ベースコートのガラスコーティングにまで達してしまっています・・・
表面付着物は除去しましたが、
クレーター処理はメンテナンス磨きでは無理です。
写真ではかなり改善したように見えますが、弊社の蛍光灯に照らされると、
かなりのクレーター残存が見えてしまいます・・・
但し不純物は除去されていますから、
艶だけは回復しています!
やはり新車時にスプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングを施工いただいておりますが、
フロント・リアは撥水能力の限界に達しています・・・
とは言え、
基本3年が耐久目安ですから、
寿命ではあります。
オーナー様からは、
「特にフロントガラスが何かが垂れたようになっていて、斑になって曇ってしまっている・・・」
とのお話がありましが、
これも前記しているシャンプーの界面活性剤による影響です。
界面活性剤とフッ素と不純物が混じり合い固着してしまっています・・・
今回傷があるわけでは無いですから、
まずは❝ライトポリッシュ❞で付着物の除去を行います!
通常は専用コンパウンドで手磨きで除去出来るのですが、
残存フッ素は除去出来ました染みは全く改善されません・・・
そこでガラス磨き専用のポリッシャーとバフでの研磨をしてみましたが、
1回では完全になりません。
普通はよほど水染みが出来ていても1回で除去可能なのですが、
結果2回の研磨を行ってやっとこさ除去出来ました!
フロント基本セットをフロントサイドは施行せずリアに振り替えて、
❝スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング❞再施工終了です!
MAZDA マツダ CX-5 XD Exclusive Mode
3DK-KF2P)メンテナンス磨き&オプション施工終了
今回メンテナンスが必要になってしまった理由は、
前記したようにシャンプー洗車以外何者でもありません・・・
お話を詳しくお聞きすると、
「洗車の度シャンプー洗車していました!」
「シャンプー洗車方が傷も入らないし、花粉とかも取れるのでは?」
との事でしたが、確かに理屈ではそうなりますが、
それは前記したような完全な方法でのシャンプー洗車が出来ている場合の話で、
結果頻繁にシャンプー洗車を行う大事にしてるつもり行為が、
真逆に車を傷めていたという顛末です・・・
洗車は基本的には汚れや付着物や飛来物の堆積などの様子を見て、
必用ならばを水洗いのみで数回行い、
数回に1回若しくは数カ月に1回シャンプー洗車を行うで十分です!
洗車機洗車でも理屈は同じですが、
洗車機の方が摩擦量多いですから不純物も除去されやすいですから、
シャンプーの頻度は更に少なくとも良いです。
因みに、
私の足車は、
基本完全車庫保管と言う事もありますが、
洗車はオンリー洗車機の水洗いのみ、
シャンプー洗車はしたことはありません。
それでもコーティング表面に不純物堆積・付着無いですから、
コーティング機能は施行から5年経過しても衰えはありませんし艶の低下もありません!
殆どのエンドユーザーの方の車を大事にする!
車の意匠性を保つ!
の思い込んでいる事、
行なわれていることは間違っています・・・
ネット情報やメーカーの宣伝や、
GS含め施工店の低レベルの知識からのアドバイスに惑わされています。
太陽光で確認してみると、殆ど問題は見えませんでしたが、恐らく夜間GSの照明下に行くと、見えてしまうでしょう。
お話いたしましたように、根本的洗車の今までの概念を払拭し、わたしがお勧めした方法を試してみてください。
それとお渡ししてある、コーティング管理説明書をお読みいただき、それに従い洗車を行ってみてください。
駐車環境改善は今のお仕事上無理でしょうから、管理方法を変える事で改善はするはずです。
ボディ色を黒を選択されてしまった以上ある程度のリスクはしょうがありませんが、再施工サイクルが短くなることや、買い替えサイクルが短くなることは、お金もったいないですから。
この度も、御入庫頂きありがとうございました。
PS:お話したチャレンジしてみましょう。
1日の食費程度で人生変わるかもしれませんから。
会員クラス | 取引先特別会員 |
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車輌クラス | クラスLL |
磨き | |
オプション | |
施工料金 | 106,263円税込み(取引先特別会員オプション割引-10%・濃色車割り増し磨きランク1+20% 適応) |