以前フェラーリの施工をさせていただいています大阪府のお客様ですが、
リアバンパーを破損してしまわれた修理のついでに、
このお車も当分お乗りになられる方針転換をされたとのことで、
全体リメイク施工のご依頼を頂きました!
当初は5年くらいを買い替えのサイクルと考えられていたそうですが、
現状の新車に興味が持てず、
この車には特に不満もないためそのように決断されたそうですが、
この気持ちよく判ります。
私も冬期以外の移動手段としては25年近く前のベンツワゴン乗っておりますが、
頻繁に故障するわけでもなく動力性能的にも不満がありませんので今後もまだ乗り続けるつもりでしたけれど、
数週間前犬にリアのヘッドレストとルーフライナーを食いちぎられ、
直すとすれば15万近くはかかりますので、
来年夏ごろに引退させることとしましたが、
現行新車のベンツは全く興味持てず、
中古車にしてもEクラスのデザインが嫌いですので、
買い直しはしません・・・
施工させていただいていたフェラーリも今はすでに売却され、
再度同じお店で30年以上前のネオクラッシックで、
とある有名自動車評論家の方の元愛車を再購入されたそうですが、
思ったより車の調子が悪く、
かつ修理完了した車を乗り帰るさなか、
ホイルボルトが締っておらずあわや高速で事故・・・
みたいなことがあり、
あまりのずさんさに引き取ってもらったそうです。
普通はフェラーリに限らずホイルボルトの締め付け確認は、
トルクレンチで最低でも2周はしますから、
これは論外です・・・
ただ、
この年代のフェラーリとなると、
新車当時でもキャブであればV8の同調は難しく、
インジェクションモデルでも当時のインジェクションはかぶったりもしましたから、
故障もさることながら快適に運転することは望めず、
ある意味修行なような車であるのは事実ですね。
それを味があると捉えるか?
ただの所詮旧車と捉えるか?
これは個人の車に対しての感じ方の差ですね。
仕事場と自宅の往復にほぼ毎日乗られているそうですが、
洗車は年に数回くらいしかなさっていなかったそうですので、
予想はしていましたが❝鉄粉クリーニング❞で、
相当量の付着鉄粉が溶け出してきます・・・
但しこれだけ鉄粉が付着していながら意外と傷が少ないのは、
洗車頻度が低いおかげ!
それと水染み(イオンデポジット)が少ないのも、
その恩恵ですね。
とは言え、
クリアに刺さった鉄粉が酸化してクリアも酸化をしてしまいますから、
長期的に見ると塗装には良い事ではありませんが・・・
昔のジャガーのモール類はステンレスでしたので、
錆の心配はありませんでしたが、
代わりに非常に柔らかなステンレスでしたので、
すぐに細かな傷が入りました・・・
現代は多くのメーカーと同じく、
アルマイトメッキを採用していることで、
このように白錆を起こしてしまいます。
どっちもどっちですね・・・
新車時からこの状態で放置されていたと思われますので、
意外と錆の浸透は深いでしょうから、
❝メタルクリーン❞はヘビーポリッシュで臨みます!
弊社のメタルクリーンは3段階、
- ライトポリッシュ=専用コンパウンドを使い金属フェルトで手磨き
- ミディアムポリッシュ=別の専用コンパウンドでリューターを使い磨いたのち仕上げで↑の工程を行います。
- ヘビーポリッシュ=特殊な水研ぎペーパー(状態により#は3段階)をかけ↑の2工程を行います
注)メッキは1μ以下が一般的ですので、
ヘビーポリッシュは1回が限界となりますので、
他社等施工履歴が把握不可能な施工を行われているお車につきましては、
基本施工はお受けできません。
やはりジャガーは柔らかい素材が好きなのですかね?
アルマイトメッキもさほど強い#番手でなくとも錆は一掃されていきます!
このウインドウモールが粉が葺いたように白錆に覆われているだけで、
車が古びた印象になってしまいますから、
美観上では重要なポイントです!
改善できる業者が少ないせいか、
放置されている車が目につきます・・・
注)ボディを傷つけないためのマスキングは必須となりますので、
メッキ部分に1mmほどマスキングが被ってしまいますので、
その部分は改善はされません。
それ以上をお望みの場合は、
パーツ交換でお願いいたします。
自宅では車庫保管ですので極端にクリアの劣化は進んではいませんが、
クリアにピンホールのようなボディの塗装で言えば、
イオンデポジットクレーターのような状態になってしまっています・・・
残念ながらこの状態では、
❝ヘッドライトカバー磨き❞の、
ヘビーポリッシュでクリア全剥離の必要があります。
ヘビーポリッシュですからドライペーパー#800でクリア全剥離です。
この後ウエットペーパー#1200で透明感が戻るまで磨き上げ、
そののちウールバフ→スポンジバフ3段階磨いて仕上がりとなります!
弊社メニュー上ではヘッドライトカバーへのコーティングはありますが、
現在一般顧客様に対してのヘッドライトカバーコーティングは行っておりません。
理由は無意味だから・・・
新車で会員様に限り、
ベースコートに熱変性シリカをベースコートととし、トップコートにヘッドライトカバー専用ガラスコーティングWコートを行っていますが、
現状ではそれもあまり推奨はしておらず、
ほとんどのオーナー様はこちらのように❝ペイントプロテクションフィルム❞をご選択なさります!
施工価格はペイントプロテクションフィルムの方が約3倍と高価ですが、
露天駐車でもフィルム劣化まで10年ほどの耐久性を持ちますから、
コスパを考えるとペイントプロテクションフィルムの方がお得だからでしょう!
注)道路運送車両法上は、
ヘッドライトカバー内外部に対しての貼りものや着色は禁止されておりますので、
このお車に施工したようなクリアフィルムでも違反となり、
車検通過不可となりますが、
現状では照度計計測にて規定照度範囲内にある場合は、
多くの陸運局では車検通過を認めているそうですが、
弊社でそれを合法と言っているわけではございませんので、
施工是非判断は自己責任でお願いいたします。
非常にきれいにお乗りですので、
気になるほどのレザーの汚れはありませんでしたが、
出来るだけ綺麗になされたいとのオーナー様のご希望で、
プレミアムにて❝レザーメンテナンス❞のクリーニングをいたしました!
当然クリーニング終了後は、
保湿のためのマッドクリームを塗り込んでいます。
あまり写真の撮り方がうまくありませんが、Bピラー下のモノコックフレームをカバーする、
樹脂パーツだけがやけに劣化して白ボケしてきているのが気になられるとの事で、
周囲樹脂と全く同じ黒にはなりませんが、
❝樹脂クリア❞の塗り込みのご依頼を頂きました!
ビフォーアフターでお判りになると思いますが、
マフラーエンド磨き前
些細なことですが、
02磨きコース以上のご依頼の場合は、
❝マフラーエン磨き”は標準施工で行っています!
綺麗好きな方ですと、洗車ごとにこのようなマフラーエンドも洗われるでしょうが、
多くの方は意外と放置してしまっております・・・
そうしますと排気の煤で汚れこびり付きますから、
ピカールなど研磨剤を使用して磨いても相当苦労されるでしょう。
長く放置してしまいますと、
多くのお車は素材がステンレスではありますが、
排気煤の酸化物によりステンレスと言えども錆を発生し始めます・・・
冬期塩カルなどを浴びて洗い流さずにいても同じようなことになります。
意外と膜厚薄い方です・・・
太陽光のみでパッと見るとポラリスホワイトと言うソリッドホワイトと言うこともあり、
傷も水染み(イオンデポジット)も少なく、
程度が割と保たれていると感じましたが、
専用照明で照らしてみると、
やはりそれなりのダメージは受けていました。
オーナー様は極端に綺麗にリセットせず、ある程度リメイクできれば良いとの事でしたので、
❝02スタンダード・ソフト磨きコース❞といたしました!
側面もボンネットと同じような状態です・・・
但し、
5年以上経過していることと、
ほとんど放置管理されていたことを考慮すれば、
相当程度が保たれているとも言えます!
奥様がお乗りになられる左ドアノブ付近は、
ドアノブが扱いずらい形状のため爪でひっかいた傷が多くみられます・・・
オーナー様気になられるとの事で、
ここは部分傷取り磨きの❝スポット磨き❞にて傷除去をいたします!
意外と簡単にスポット磨きにて完全除去出来ました!
側面も大方綺麗に傷と水染みは除去されましから、
ソリッドホワイトの清潔感ある艶が蘇ってきました!
水染みでくすんで見えたクリアが、
すっきりしました!
同じように、
水染みでゆず肌のような表面印象だったものも、
なくなりましたので、
ソリッド特有のつるっとした肌感に戻りました。
JAGUAR ジャガー Fタイプ クーペ3.0(CBA-J608A)
磨き&コーティング&オプション施工終了
ジャガーのクーペもXKからFタイプとなり、
XJも伝統のボディデザインと猫足を捨て、
全く違うメーカーの車のように生まれ変わったことで、
メーカーとしても一発逆転を狙ったのでしょうが、
結果はどうだったのでしょうか?
子供のころからのジャガー好きだった私としては、
同じメーカーの車と言う印象は無くなりましたから、
ジャガーへの興味は0となってしまいました・・・
ただ、
メカニックの方たちは、
壊れにくくなり良い車に成長した!
とは言われますね。
今回お選びいただきましたコーティングは、
輸入車専用ガラスコーティングの、
❝マーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュ❞ですが、
このコーティングも何度かリニューアルされ、
より透明感の高い意匠性に進歩しています!
初期製膜速度が非常に速いコーティングのため、
塗装硬度が柔らかな日本車には適さないため、
日本車への施工はお受けいたしておりません・・・
またかなり強い親水性を示すため、
特に未だ関西では撥水信仰が強いですから、
そのような方にも適さないですね・・・
発売当初はマーベラスフィニッシュ・プレミアム ヴァンキッシュは、
メーカー設定でレジンがトップコートとして付属してきていましたが、
リニューアルにより初期製膜時の安定度が増したことで今は標準ではなくなってしまいましたので、
洗車管理頻度が低いことから、
初期製膜保護の念のために、
❝レジントップコート・コクーンSTD❞のご依頼も頂きました!
このレジンに関しても、
未だ関西圏の施工店さんではラインナップとしてほとんど見かけませんが、
撥水主流ですから必要性を感じないのか?
興味がないのか?
でしょうが、
よく初期水染み付着のクレームにならないのが不思議?
この度は、板金塗装修理からのご依頼、ありがとうございました。
板金塗装屋さんがご自宅に引き取りに行った際、センスの良いRCのご自宅を拝見して、今新築を検討中だそうですが、一気にRCが良くなってしまったそうです。
これからは、天災特に地震が危惧されますから、RCなら安心ですね。
会員クラス | 準会員登録 |
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車輌クラス | クラスM |
コーティング | |
磨き | |
オプション | |
外注施工 | リアバンパー板金塗装 |
施工料金 | 463.942円税込み(代車使用無し割引-5%・淡色車割引磨き-5%・輸入車割り増し磨き+10%・ソリッド塗装割り増し磨き+10% 適応・外注費含む) |