昨年年末近くに施工させて頂きましたお客様ですが、
ご自身の不注意でバックしている際に、
駐車中の軽トラックに左後部側面を擦ってしまわれたそうです・・・
損傷は左リアドアからクォータにかけての30㎝弱で、
私の見た目印象では左程の被害には見えなかったのですが、
板金塗装屋さんで確認したところ、
クォーターはパネル中央の横のプレスラインまで歪みが生じていたそうです。
どうやら引っ掛け何処が悪くパネルがねじれるような力がかかり、
トヨタの使用する高張力鋼板は、
歪みの吸収性が低いため損傷が周囲に及ぶ特性があるそうです。
今では高張力鋼板は国産車やアジア製自動車の殆どで採用されているそうですが、
日本独自の鋼板技術で欧米では殆ど使用されていないそうですので、
これも10年でスクラップを前提とする国産車と、
数10年剛性維持を必要とする欧米との根本的設計思想の差なのでしょうね。
こういうところも、
環境先進国であるEUに対して日本は未だ消費大国的物造りから脱却しておらず、
消費→廃棄→新たな購入→経済の活性と言う中世からの消費資本主義に依存していますから、
かなり前からEU圏では禁止されている製造方法や劇物・毒物が、
日本では許可されていますから、
今の日本で頻発する激甚災害や気候異常なども、
ある意味地球が罰を当てているのかもしれませんねー
偉そうなこと書いている割には私自身日本で言うECOには決して協力的ではなく、
ECOカーやソーラー発電などまったく興味もありませんが、
多くの日本人の方の様に新車が出れば買い替えるとか、
新製品が出れば買い替えるとか、
常に流行している物を購入するとかには全く興味なく、
実際車も25年~30年以上とか平気で乗り続けますし、
服とかにしても大半の服は20代の頃買ったものですが、
流行にとらわれないトラディショナルなものを買っていましたから、
60代になった今でも恥ずかしくなく着れています!
ですから、
新たに物を買う時には値段ではなく品質で買いますから、
その時は大金使いますが、
例えばテーラーで30万のスーツ作って40年着たとして、
1年当たりのコストは1万数千円ですが、
青木のスーツ2万円を毎年買い替えれば、
毎年7~8.000円高くなりますからトータルで+30万円近く金銭消費していますし、
40倍の資源消費=汚染をしている事になります・・・
車も同じです、
一般的に1年で25.000㎞位走行するとして、
一般的価格の300万円の国産車であれば8年位で車の耐久限界が訪れますから、
18歳で免許取得し74歳まで乗ったとすると一生で7台消費し2.100万円の支出となりますが、
購入時800万円の欧州車を買って25年間乗れば、
一生で約2.2台で1.760万円の消費で済みますから、
如何に低価格=短寿命の方が、
自身のお金の消費も多く且つ、
資源も消費し結果地球環境を破壊しているデストロイヤーになっているか・・・
を塾考されて、
生活全般での本来のECOとは何かを考える方が増えることを願います!
私が考える人類の生き残りの肝は、
縄文時代の狩猟採集に戻る事ですが、
現実人類多すぎて無理ですが、
戦中標語を捩って言うなら❝欲しがりません不必然なものは永遠に❞ですかね。
今回の事故修理&コーティング補修は、
詳しい理由までは知らないですが、
現状車輛保険に加入していないそうですので実費支払いとなります・・・
多分保険料的問題だったと思いますが、
今回の修理で実質数年分の保険料分の修理費用が掛かってしまいます。
確かに自動車保険は掛け捨てですから、
過去のご自身の事故実績等を考慮して、
損得勘定されていると思いますが、
問題は事故は確率論が当てにならないのと、
もしの事故時の修理金額が予想できない事です。
弊社若しくは私は、
代車に関しては車対車限定車輛保険、
それ以外は全損担保加入していますしすべて無過失特約も付帯してあります、
建築事業部の車輛でも、
新車から10年以内は全損担で加入しています!
これは、
自己責任事故起こして何百万もの修理金額がかかった場合、
廃車にしてローンやリースが残っている状態で再度新車を買い二重ローンになる事や、
何百万もの修理金を現金で支払う事のリスクを避けるためです。
ここの所よく話題にしている縁を切ったポルシェ乗りですが、
本人によると人生で車輛保険掛けたことがないそうですが、
理由は年額50万の保険を40年かけていれば、
車輛保険部分で恐らく1.400万くらいになるのが捨て銭になると思われますが、
「過去自損事故は起こしたことが無いから1.400万が捨て銭になる・・・」
との事ですが、
今回のポルシェ全損事故になれば4.500万捨て銭になりますが、
それでも良いそうです!
何の根拠か知りませんが、
自分は絶体事故を起こさない自信があるそうですが、
私から見て左程運転が上手いとか慎重な運転と言う訳ではありませんし、
スピード狂の部分もありますから250㎞/hくらいは日常出していますので、
60歳もとうに過ぎし視力も判断力も低下して人体能力は確実に低くなっていますから、
ドカンと一発やらかして、
持論の1.400万捨て銭が、
3.100万の捨て銭になった時のほえずら見てみたいですけれど、
縁切ったから見れないですが、
金の亡者だけにキチガイ起こして暴れまくるでしょうねー
弊社では基本は全損担保の車輛保険加入を推奨していますが、
理由はこの時代当て逃げは日常茶飯時・・・
弊社経験の中でも100万以上の修理代の案件もありました。
これ全損担保でないと保険会社賠償対象になりません・・・
これも過去現実にあった話で、
タクシーに追突され修理代280万円・・・
しかし相手のタクシーが入っていた保険は対物50万、
つまり通常ですと、
裁判やるにしても差額の230万円は自分で支払わないと修理出来ない、
もしくは修理工場から車は返してもらえません。
この場合ですと、
全損担保の車輛保険入っていなくても、
車対車限定でも無過失事故特約に入っていれば自身の保険会社が立て替え払いをしてくれて、
仮に保険会社が加害者から損害金を取れなかったとしても、
オーナーは自己負担は一切ありません!
これも今まで何回も記述してきていますが、
公道走っている車の3割近くが無車検つまり自賠責保険にすら加入していません・・・
残りの7割の車検有りの車でも、
任意保険加入は5割・・・
更には、
無免許(免停期間等も含み)も1割・・・
つまり一番最悪のシナリオは、
無免許無車検事故となりますが、
このシナリオ確率事故時3%あることになります。
最良のシナリオですら確実に相手方から賠償を受けられるのは35%と言うのが、
今の日本の交通倍賞の実態です・・・
実際弊社の建築事業部の大型トラックがはみ出しの乗用車と正面衝突して、
0:100の事故でしたが、
相手の車は免許・車検こそあったものの他人名義の任意保険無加入で、
しかも外国人で事故後本国に逃げてしまい結局は1円の倍賞すら受けていません・・・
この時には弊社の車以外に家族3名乗車の乗用車も巻き込まれ、
3名人身事故お子さんは重症となったそうですが、
自賠責保険は相手&自身の合算ではなく、
一方しか支払われないですから、
このご家族もし無過失特約入られていなかったとしたら、
自賠責支払金額を超えた損害は自己負担となったのでしょう。
というか自賠責保険は、
物損保証は無いですから、
車の損害はすべて自己負担となってしまった実際の事故事例です・・・
保険は目先の損得ではありません!
これも実際にあった実例ですが、
弊社取引先の社長がステージ4の癌に罹られました・・・
県内の病院では余命0カ月と宣告され、
治療延命すら無理と言われていましたが、
加入されていた癌保険は治療内容・治療費制限無し(今ではこんな保険無いです)であったため、
日本では癌治療NO1と言う病院に確か半年入院していて、
完治されて既に20年近くが経過ますが、
私より20歳くらい高齢ですけれど私よりアグレッシブに生活されています!
これも事故と同じで、
この癌治療数千万円かかっているそうですが、数
10分の1or数千分の一の保険費用で命助かり元気に生活できているのです!
これも癌に罹るか判らない?
と言っていて癌保険加入無ければ既にあの世の人になっていましたが、
自身への過剰自信ではなく、
もしもは起こり得るという仮説優先の勝利です!
いつもの様に長前置きが長くなってしまいましたが、
お住まいお勤めの地域が比較的長野県内でも積雪が多いうえに、
超低温になりアイスバーン化しますから、
冬季は塩カル散布と除雪は日常ですので、
当然鉄粉の付着は相当の物となりますから、
そこはオーナー様もご存じで、
今回入庫のついでに❝鉄粉除去❞をオプション施工でご依頼いただきました!
日常洗車は小まめにされているそうですので、
極端に大きな鉄粉が刺さって酸化して黄色の点々とまでは行ってはおりませんでしたが、
鉄粉クリナーかけてみると、
写真の様に結構な鉄粉量の付着は有ります・・・
この状態を放置すれば、
今付着している鉄粉は確実に酸化して黄色の点々になりますし、
静電気の仕業で今ある鉄粉に吸い寄せられるように鉄粉更に付着してきますから、
大きな酸化痕となって、
コーティング→クリア(塗装)→下地スチールにまで害は進行していきます・・・
そうならないためには、
週一での高圧スプレーによる付着鉄粉除去必要ですが、
自宅に高圧スプレー無いと、
洗車場のコイン高圧洗浄機使用では毎回1.000円くらいは掛ってしまいますから、
それもなかなかですよねー
理想的には鉄粉除去は年2回!
冬に入る前に春夏秋に付着した鉄粉を除去しておいて、
鉄粉の付着が多くなる冬に備え鉄粉の酸化食い込みを防ぐ。
春スタッドレスタイヤが必要無くなった頃、
一冬で付着や酸化してしまった鉄粉を除去し、
コーティングや塗装が傷まないようにする。
共通して言えるのは、
鉄粉が附着した状態で手洗い洗車をすれば確実に傷入れますからその予防としても大事です!
弊社では殆どのコーティング屋さんが推奨している手洗いは逆に推奨していません。
というは、
上記したように鉄粉付着で傷を入れることになりますし、
そう手洗いは頻繁に行うことも出来ませんから、
その間に鉄粉が附着してしまう・・・
洗車機の場合は、
数分間で終わるのとですので頻繁に行う事が可能ですし、
それにより鉄粉が強固に付着する前にかなり除去されますし、
遠方に出かけた帰り際にさっと洗って帰庫することも可能です!
但し、
これでコーティングに傷が入りにくい、
寿命に大きな影響がないようにするには、
コーティング自体にそれなりの硬度と耐スクラッチ性を持ち膜厚も厚いものであることが条件にはなります。
TOYOTA トヨタ ランドクルーザープラド TXリミテッド Lパッケージ((GDJ150W)
磨き&コーティング補修&オプション施工終了
以前施工いただいているコーティングは、
G’ZOXリアルガラスコート・クラスHですが、
作業前の準備洗車をしてみると、
トップコートの疎水・滑水層が殆ど無くなっていて、
そのせいか勤務先の近隣に養蜂場があるとの事で、
蜂糞or咥えた蜜爆弾らしきものが附着を多くしていますが、
これキチンと定期DIYメンテナンス行っていれば、
トップコートがレジン作用もありますから、
この様な強固な不着には至らず、
洗車程度でも除去されていたと思います。
つまり、
DIYメンテナンスを前提としたコーティング剤を選ばれていながら、
それを怠ったことによる自己責任のコーティングダメージとなります・・・
今回の施行では付着物除去は含んでおりませんので、
鉄粉除去や洗車で落ちなかったものは残存してしまっておりますが、
施工時購入頂いているメンテナンスBOXに、
付着物を除去するクリーナーも入っておりますので、
早めにDIYクリーニングする必要があります!
この時期降雨→急速乾燥を毎日のように繰り返しますから、
付着物からの成分染み出しで、
1日1日この繰り返しによりコーティングは溶かされて行ってしまいます・・・
前記していますように今回実費修理ですが、
オーナー様には予算もありますので、
本来の保険修理塗装(保険会社orご本人の保険使用履歴により認定レベルには差が出ます)であれば、
クォーター&リアドアは一枚色クリア吹きで、
隣接のフロントドア&リアハッチも色暈しのクリア一枚吹きで、
基本隣接パーツも全外しの作業になりますが概算修理金額は50万は軽く超えるでしょうが、
低予算で抑えるため、
リアドア・クォーターとも色&クリア暈しで、
パーツも殆ど脱着せずマスキング止めとなっています。
弊社では基本クリア暈しでの作業はお受けしておりません・・・
が、
今回はオーナー様に低予算塗装=クリア暈し&パーツ脱着無しの、
今後確実に起こるトラブルリスクについてご説明いたしまし所、
そのようなトラブルが起こった場合、
その時に再度塗装をされるとの承認を頂きましたので、
御希望予算内作業といたしました。
クリア暈しの確実に起こるトラブルは、
クリアの暈し際の既存クリアとの擦りつけで、シンナーでの馴染ませを行うために、
クリア自体がその部分だけ変質するため、
紫外線により必ず白濁化したボケが生じてきます、
早ければ半年遅くも2~3年中には起きてくるでしょう・・・
マスキングによる止め吹きも、
パーツとの境目ギリギリ足付けが出来ないため、
塗料密着が弱くなり、
高圧スプレーなどで大きな圧力がかかった場合剥離の危険性があります・・・
結局はこの様になってしまうのも、
車輛保険全損担保に加入されていなかったため、
自費での支払いの上、
いずれ再度の補修費用が掛かるリスクを負いますので、
所謂❝安物買いの銭失い❞的になってしまったことは否めません・・・
ですので保険料はケチらずに、
全損担保に加入なされ、
出来る限り低価格のネット(ダイレクト)保険は避けましょう。
加入なさるなら、
大手損保か共済連系にするべきです!
選択する保険に関しても、
❝安物買いの銭失い❞の構図は同じです・・・
単純な話で、デパートとスーパー(量販店など)と同じレベルの商品か?
クレームが生じた場合同じ対応保証をするのか?
考えなくとも判りますよねー
この度は不注意とは言え、大きな出費となってしまわれ、同情いたします。
大切にされていただけにショックですよね。
お引取りの時のお話しに、いずれ新車を買うとしても、このお車は取っておくというお話ありましたが、私もそれで乗りもしない車いずれ乗るだろうと取っておきましたが、実際3月で殆ど処分してしまいましたけれど、管理経費もなくなりましたし、スペースにも余裕出来ましたので、私感ではありますが、もったいないと思いますので、乗り続けられるか?思いきって乗り換えるかの方が良いと思います。
お互いもう年ですから、今までのようにはアグレッシブには出歩かなくなるでしょうし。
ともあれ、お話いたしましたように、メンテナンスBOXのメンテナンス剤によるDIYは少なくとも半年に一回は必ず行って下さい。
会員クラス | 既存非会員 |
---|---|
車輌クラス | クラスX-1 |
コーティング | |
磨き | |
オプション | |
外注施工 | 左リアドア&クォーター: 板金&色クリア暈し塗装 パーツ脱着最小限 |
施工料金 | 273.129円税込み(淡色車割引-5%・耐擦り塗装割り増し+20% 適応・部分コーティング基本施工料 外注施工費含む) |