今年の初頭に貰い事故を受けてしまわれたそうですが、
昨年新車の購入されて、
僅かこれだけの期間で破損とは泣けてしまいます・・・
損傷は左程大きくはなかったですが、
リアバンパー交換と左クオーター板金塗装だそうですけれど、
修理工場を持たないテスラですので、
テスラ手配?
保険会社手配?
か、まではお聞きしませんでしたが、
オールアルミボディの為通常の板金工場では修理不可能ですので、
ヤナセ小牧BPで修理され弊社に御入庫となりました。
ヤナセBPとは、
ヤナセ直営の全国に確か4カ所しかない、
最新設備を備えた日本でも最高と言われる板金塗装工場ですが、
実際には作業は試験を通過した民間の板金工場が敷地内で内製外注のようなシステムで作業をしています。
多くの超高級車メーカーの指定修理工場となっていて、
過去此処での修理車両も何台か見てはいましたので、
修理クオリティーは問題ないと思っていました!
が、
見ての通り色があっていない・・・
これがヤナセBPの仕事なの?
としか言いようがないですが、百歩譲ってリアバンパーは樹脂ですから仕方ないとしても、
左クオーターが既存のリアドアと色があっていないのでは、
低レベル町工場と何ら変わりがない・・・
今回の様に保険事故でましては100-0事故でパールホワイトですから、
通常であれば修理を行った隣接パネルは色暈しを行いクリアはパネル全てを吹くことによって、
多少の色の誤差が生じていても意匠性が保たれるのですが、
どういう理由か修理代を最小限に抑えるような修理方法が取られています・・・
考えられるのは、加害者側の保険がセゾン保険と言う損保ジャパン系のダイレクト保険。
損害査定の担当は損保ジャパンが代行したとの事ですが、
恐らくはセゾン保険側から損保ジャパン側に修理内容を抑えた協定をするよう指示があったのでは?
というのも、板金塗装が弊社手配ではないため修理方法箇所の把握が出来ないため、修理内容の詳細を教えて欲しいと頼んだところ、
ヤナセBPの協定見積もりが送られてきて、
それを見るとヤナセBPの提示金額を2割ほど減額しています。
弊社ももとヤナセグループに属していましたから、
通常ヤナセがこのような減額には応じることは無いですから、
相当保険会社からの圧力があったと思われます・・・
ビックモーター事件の真逆ですが、
何かい不祥事を繰り返しても不払いの保険会社構図は変わりません。
本来であればここまで意匠性に問題がある修理であれば、
オーナー様から再施工要求を出せば再度塗装し直さなければならないですが、
オーナー様はこの事に気づかづ弊社入庫迄2カ月ほどお乗りになられてしまっておりますので、
弊社入庫時点で問題提議をしたとしても、
ハイ解りましたはおいそれとはなる可能性は低く、
恐らくはご自身の任意保険の弁護士特約を使用して調停or裁判で決着するまで戦う事になりますが、
弁護士特約使うのもメリットばかりではありません。
弁護士依頼は着手金等色々の費用が発生しますが、
その各々に弁護士事務所料金と保険会社の支払い限度額とに差が生じている場合が殆どで、
当然保険会社上限金額の方が低いですので、
そのように差が生じた場合は自腹となります・・・
更には依頼すればそれで終わりというわけではなく、
何回か弁護士事務所に出向く必要も生じます。
ですので、
弁護士費用特約は、
負担なく弁護士を入れて調停・裁判が行えるのではなく、
その費用の一部を保険会社が負担してくれるレベルの物ですので、
相当高額な示談交渉以外で使ってみても、
❝勝訴はしたけど持ち出しの方が多くなった❞と言うリスクのある特約ですので、
相当高額賠償請求以外では正直❝絵に描いた餅❞でしかありません・・・
今回の破損修理箇所はリアバンパーと左クォーターですから、
コーティング補修の対象パネルとなるのは、
隣接する左リアドア・リアハッチ・右クォーターを足した5パネルとなりますので、
これら隣接3パネルに❝鉄粉クリーニング❞を行いましたが、
1シーズン冬を越したとはいえ、
かなり鉄粉の付着量は多いですので、
オーナー様の冬季間の管理がずさんだったのか?
EVであるためボディの静電気帯電量が多く鉄粉を吸着しやすいのか?
は判りませんが、どちらにしても今後この事は頭に置いた上の管理が必要となります!
保険支払での弊社の規定作業としては、
上記しているように修理パネル&隣接パネルが対象となりますから、
まずは隣接パネルの鉄粉クリーニングを行い、
該当パネル以外をコンパウンドの付着を防ぐためマスカーで多い、磨き作業となりますが、
再塗装パネルは基本的に肌調整が甘いのと磨き傷があるという前提で、
再塗装パネルは、
❝02スタンダード・ソフト~アルティメット磨きコース❞内の、
前回施工された磨きコースを基準として仕上げが決まり、
既存パネルの隣接パネルは前回依頼された磨きのコースとなりますので、
今回は❝01スタンダード・ソフト磨きコース❞となります!
磨き終了後ボディコーティングとなりますが、
当然修理パネル+隣接パネルの施行となり、
今回は❝ブリリアントフィニッシュ・プレミアム❞ですが、
これも当然前回施工いただいているコーティングとなります!
オプション施工として、
❝レジントップコート・コクーンSTD❞も前回施工いただいておりますから、
このコクーンに関しては、修復パネルの範囲関係なく、
車丸ごと1台の施行が基準となりますが、
一部ダイレクト系保険では認めないこともあり、
今回セゾン保険もダイレクト系でしたので揉めるかも?
との危惧もありましたが、
損保ジャパンのアジャスターはすんなり認めてくださいました!
何故丸ごと1台施行が認められるのか?
は、コクーンはレジンであるため、
艶感や滑り性や機能が、
ベースコーティングであるガラスコーティングと明らかに違うため、
部分施工では意匠性上&機能性能上統一感が出ないと言う事が理由となります。
この理論と言うか理屈は大手損保や共済連系では、
過去一度も争点として問題にされたことは有りません!
Tesla テスラ モデルY RDW 事故補修=磨き&コーティング&オプション作業終了
何回も保険修理の事故対応での保険会社との交渉をしてみて思う事は、
保険と言うものは受けた損害(与えてしまった)を補償するものではあるものの、
現実には共済連系以外では保険金を集めてそれを投資に回して利益を生み出す集金手段で、
目的は当然金儲けですから、
当然利益を削る支払いとなる保険金は出し渋ります・・・
特にそれがダイレクト系となると、
集金金額が低くなりますから、
幾らシステム的に簡略化して経費を抑えても、
保険金<支払保険金の比率は悪くなりますから、
訳の分からない理屈や社内規定(公示はしません)を振りかざして、
支払いを渋ります・・・
ですが、
多くのオーナー様は早々事故は起きないでしょう!
週末しか乗らないから事故確立低いから!
顧客満足度9〇%とか言っているから安心だろう!
明らかに通常の損保よりも安いだろう!
みたいな理由でダイレクト系を選ばれていると思いますが、
これ思い込みも良い所の最悪の選択です・・・
特に車輛保険未加入の対物&対人のみでの加入の場合、
まず相手方への倍賞は揉めて事故解決に非常に時間を有したり、
示談が揉めた場合は相手方から直接請求が出て支払いを求められることすら可能性としては有ります。
修理の内容に関しても、
中古部品を使用されたり、
今回の様にクオリティーに問題のある修理をされてしまう可能性は非常に高いです!
実際保険はことが起きた時どれだけ迅速に対応し、
原状復帰等の内容を優先して支払をするのかが重要です。
目先の高い安いで判断するのは、
❝安物買いの銭失い❞となりかねません・・・
それと鼻からダイレクト保険安いという先入観もやばいです。
実際特にソニー損保で起きている率が高いそうですが、
大手損保の方が見積もりしたら安かった!
となると、
ダイレクト保険にはデメリットしかないことになります・・・
この度はお待たせいたしてしまいまして、申しわけございませんでした。
2度と無いに越した事は有りませんが、次回もしこの様な事がございましたら、必ず修復前に修復方法や範囲の確認をなされ、完成時も受取確認をきちんと行うようにしてください。
それと洗車は月一回の洗車機との事でしたが、冬季は雪降ったら必ずと、月2回は洗車機に入れてください。
そうすれば今よりかなり鉄粉の付着は少なくできるはずです。
この度も、ご利用いただきまして、ありがとうございました。
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磨き | |
オプション | |
施工料金 | 保険会社支払いの為非公開 |