京都市内のご新規のお客様です!
コペンの中では異色のクーペですが、
調べてみると限定200台で抽選だったようですけれど、
オーナー様どうやらその抽選に当たった方なのかも?
これはレアですねー
どうやら、内装も足回りも特別装備がなされているらしい!
これは大事に長く維持していけば、
20~30年後には大化けするかも?
ですが、
そういう目的や目で車を選んでは駄目ですね・・・
車は欲しいから買う!
乗りたいから買う!
でないと、
フェラーリやランボルギーニオーナーに多い投資目的で買い、
走ると価格下がるから乗らない見たなのは、
私は車好きとは全く思えませんから、
話聞いているだけでも虫唾が走ります・・・
商売柄、
そんなこと言っていいの?
確かにそうですが、
そもそも弊社基本的にスパーカー施工不可ですから関係ないですかね!
それ以外にも、
成金的に見せびらかし見栄でに高級車乗られている方も、
嫌いです・・・
どんなにぼろくても、
古くても車自体に愛情をもって楽しむために車乗っている方が好きですねー
だから軽自動車でも全然OK!
但し、車種関係なく、
違法改造車も大嫌いです・・・
元ヤン暴走族愚連隊(古・・・)の私が言うのも変ですがねー
つまり反省して心を入れ替えたのです!
せっかくのレアなお車なのですが、
都市部の住宅事情で露店駐車となってしまっているそうですし、
あまりお乗りになることも少ないとのことで放置状態になりがちだそうですから、
今回の磨きコース標準施工の❝鉄粉クリーニング❞を行ってみると、
結構な鉄粉付着量であることがわかります・・・
都市部では一戸建てより分譲マンションの方が車庫の確保が簡単なようで、
逆に一戸建てだと敷地面積に余裕がなく車庫が確保できず、
結構露店駐車場を借りられている方が多いようです・・・
クローズとタイプの車庫となると自宅近隣にあることは稀で、
賃料も4~6万円くらいするそうですから、
おいそれとは借りれませんねー
逆に地方は敷地的には余裕はありますが、
意外と車庫まで整備している方は少なく、
農村部の方が車庫持っている方多いようですが、
これは農作業や農機具を入れるための倉庫を転用している方がいるせいでしょう。
あとは意外と2.000万級の高級車でも、
カーポートすらない露店の方が多いのも面白い傾向ですし、
スーパーカー系は自宅に車庫があっても数10キロ離れたところの車庫を借りられて、
わざわざ乗り換えに行く方多いのは、
田舎独特の世間体ですね・・・
私も30~40代の頃は、
よく小父や父親から、
「家や車は目立つことは極力控え、ゴルフは厳禁、
飲みに行くのも地元ではなく県外で遊んで来い。」
とよく言い聞かされたものですが、車に関してはダメでしたが、
やはり車は自宅以外の車庫においていましたねー
購入されてまだ6年ですが、
露天駐車とは言えかなり状態は深刻です・・・
全体の素材がスチールではなくFRPorプラスチック系なので、
塗装硬度も高くないですから、
水染みの状態は、
完全にイオンデポジットクレーターに埋め尽くされている・・・
と言うレベルで、
これ完全に戻すには05or04磨きコースが必要ですが、
軽自動車ですので膜厚が不安ですけれど、
素材的に膜厚計も使えませんからそれを行うとかなりのリスクとなります。
幸いなことに、オーナー様はそこまでは望まれておらず、
「ある程度綺麗になり、今後コーティングで傷みにくくなれば良い!」
との事でしたので、❝03スタンダード磨きコース❞に止めることとなりました!
磨はじめ、
ファーストポリッシュのウールバフをかけていくと、
この様にバフが黒く汚れていきますが、
これは6年間に堆積して固形化した汚れなどです・・・
ボンネット・ルーフ・トランク付近には、
このような刷毛で塗ったような筋状の斑が数か所あります・・・
上記した堆積した汚れを酷くしたのは、
この塗り込まれた溶剤が大きな原因でしょう。
恐らくは、
ポリマー系ガラス繊維素コーティングのようなものか?
リムーバー系のものがクリアと反応した?
と思われますが、
やはり素人が十分な環境設備のないところで、
十分な知識を持たずこの様な溶剤や薬品を使うのは、
非常にリスキーです・・・
過去BMWでこのようなことから、
全塗装が必要になってしまった車さえありますからねー
市販品だから安全で簡単とは限りませんし、
特にネットなどで販売されている準PRO用みたいな商品は、
中にはかなり怪しい危ないものもありますから、
注意が必要です!
イオンデポジットクレーターは数こそ減ったものの、
結構残りました・・・
傷も相当深いものが多く、
やはり根本的解決には04or05磨きコースが必要で、
03スタンダード磨きコースでは役不足でした。
ロータスとかコルベットが代表的ですが、
FRPやプラスチック系でボディが形成されている場合、
素材硬度はスチールボディの数分の一しかありませんから、
必然的に塗装硬度もいくら硬い塗料を使用(あまり硬いとクラッキングします)しても、
スチールボディの塗装硬度にはまったく及びませんから、
当然柔らかい塗装は傷や水染み等に対しての防御性能は格段に低くなりますから、
僅か6年程度で20~30年くらい経過したスチールボディ車のような状態に陥ってしまいます・・・
ですので、
この様なお車を購入される場合は、
きちんとした車庫環境か、
きちんとしたこまめなお手入れが必要となります!
この様なお車は錆びることのリスクはないですが、
歪みや素材強度喪失のリスクはありますので、
いざ補修をしようとした場合は、
スチールボディより高くつくのは確実です・・・
DAIHATSU ダイハツ コペン セロクーペ(LA400K改)
磨き&コーティング施工終400
出来る限りトラブル除去と、
意匠性回復をして差し上げたかったのですが、
オーナー様の予算ハードルがありましたから、
止むを得ずここまでの回復止まってしまいましたが、
このお車が自分の趣味車であれば、
若い頃なら徹底的に新車を遥かに超えるクオリティーまで意匠性を作り出していたでしょう!
若い頃ならと言うのは、
体力気力的な問題もありますが、
特に旧車に言えることですけれど、
以前は、
「こんな古い車なのに新車みたい!」
と言われることに天狗になっていましたが、
自分自身が旧者になってみると、
変に若く見られるのも嫌で、
年相応のキャリアを感じさせる風貌の方がカッコいいかな?
とか思うようになり、
今1964製の車もありますが、
磨きもせずコーティングもせずで生きてきた年輪そのままにしていますが、
朽ちないように車庫での空調管理はしてますよー
多分このお車のコンセプトと言うか、
お手本にしているのは英国の1950~1970年代のオープンスポーツではないでしょうか?
そう考えると、このコペンクーペは、
1960年代のマーコスを連想させるリアデザインですね!
ですので、
結構コペンは暴走族仕様みたいなドレスアップも多いようですが、
どうせカスタマイズされるなら、
その時代のワンメークレース仕様みたいに作り上げれば、
カッコいいし品もありますねー
京都店では珍しく、
❝ブリリアントフィニッシュ・プレミアム ハイブリッド ガラスコーティング❞をご選択いただきました!
疎水・滑水機能で、
露天駐車など水染みができやすい環境に適していますし、
このコーティングの特長として、
- コーティング表面に水染みや傷等トラブルが生じた場合、コーティング膜を残した状態で磨きメンテナンス磨きが可能です。
- 2コートで高膜厚であるため、通常のガラスコーティングの意匠性の特徴であるパリッとした硬い感じではなく、とろりとした柔らかな艶感です。
この艶感は、
エッジのきいたボディスタイルのVWやBMWには合いませんが、
このお車のようにボディが曲面構成されていると、
その曲面が非常に映えます!
特にWAX系の艶が好きな方には、
かなり人気は高いです。
この度は、弊社ご利用いただきまして、ありがとうございました。
とにかくレアなうえ、ボディ素材の問題から今後残存率は一気に下がっていくと思われますから、出来るだけ長く乗り続けてください。
駐車条件は改善できないとしても、管理の仕方で状態を保つことは可能ですので、出来るだけ状態を見て、なるべく早めにDIYメンテナンスしてあげてください。
会員クラス | ご新規非会員 |
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車輌クラス | クラスSS |
コーティング | |
磨き | |
施工料金 | 167.055円税込み(濃色車割り増し磨きランク3+10%・素材割り増し磨きPP FRP+5% 適応) |