此処の所、
コーティング関連商材に使用される工業原料の使用制限が大変厳しくなり、
多くのコーティング関連の商品の製造が禁止されてきています・・・
有名な所では、
ソフト99G’ZOXのハイモース・コートも昨年生産中止となり、
代替商品に切り替わりましたが、
結果それにより改善された部分と明らかに性能低下した部分とが混在し、
開発費も加算されたのか、
結果値上がりまでしてしまいましたので、
私の印象は“改悪”と言う印象です。
これは恐らく、
施行者の健康被害を防ぐ為の化学物質への諸々の法律規制が厳しくなったようで、
厚生労働省・経済産業省・環境省・国土交通省等の所管する複数の法律で、
今回はかなり多くの規制がかかったとの事です・・・
確かに以前からコーティング関連溶剤の施行者への健康被害として、
発がん性・生殖機能異常・臓器類機能低下・爪の変形・皮膚の糜爛や火傷等は取りざたされ、
実際私も人差し指と中指の爪の変形は顕著に症状として現れています。
弊社オリジナル取り扱いコーティング商材も、
この数年でこれらの法改正・規制に合わせ商材変更や一部仕様変更はされてきておりましたが、
幸いにも製造メーカーの努力と知恵で性能維持をしつつの改善が成されてまいりましたが、
今回の製造停止通達は、
「今までのような性能維持は困難・・・」
との、
悲しい知らせとなってしまいました・・・
対象は、
“スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング”ですが、
現在メーカーに在庫されている主原料であるC-8フッ素が無くなり次第の製造停止だそうで、
現段階で予想では、
「12月が弊社最終出荷になる・・・」
との事です。
これに関しての情報は昨年年末くらいからありましたので、
次期商品の開発も依頼はしてはありましたが、
主原料であるC-8フッ素が使用できずC-6フッ素を使用する方向で開発をしていますけれど、
現段階では初期撥水力は同等維持が出来ているそうですが、
耐久性能に関しては現在行っている促進耐候試験やJISの摩擦試験の結果待ちではありますが、
かなり厳しい状況が予想されるそうです・・・
他製造メーカーにも打診いたしましたが、
他メーカーにいたっては既にC-8フッ素は在庫も無く、
更にはメーカーによってはC-6フッ素の使用すら禁止されて、
フッ素撥水コーティング剤全てから撤退と言うメーカーも数社ある状況です・・・
過去10年以上に渡り、
弊社では絶大な人気を誇り、
京都店でもフル施工車両の5割近くに施工頂いております、
“三種の神器”の一角を担って来たスプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングですが、
上記のような事情により弊社納入可能数は約100本ですので、
恐らく最大施工台数は“80台”くらいになると思われます!
当然後継商品は年末くらいまでには納入可能になると思われますが、
C-8→C-6フッ素にランクダウンする事で、
明らかに安定撥水力・磨耗耐久性が劣る可能性が高いですが、
変な話ですが原料原価はC-6フッ素の方が高いため、
“NEWスプラッシュビュー・ウインドフッ素コーティング”の施工価格は、
据え置きとなってしまいます・・・
恐らく耐久性的には現商品ではワイパー耐久40万回→30万回以下となる予想ですので、
現在の保険事故保障期間も3年→2年となってしまう見通しです。
既に弊社にて、
スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティングを施工いただいているお客様で、
現在使用耐久に近づきつつあるお車は、
“年内再施工にご入庫”(要事前予約)頂ければ、
“優先的にコーティング剤確保施工”いたします!
コーティング剤在庫終了し次第の新コーティング剤切り替えとなりますので、
品切れの際はご容赦ください・・・
PS:尚既存の施行車両若しくは在庫駆け込み施工車両の施工証明期間内に起こる可能性のある、
保険賠償事故での再施工分といたしましては、
過去実績に基づき10~15台分は別枠で確保し、
ご対応できる体制を整えますのでご安心ください。