鉄粉とは空気中に飛散する鉄の粉です。鉄粉の主な発生源は、車のブレーキダスト、工場煤煙、線路(レール)や架線の削り粉、タイヤチェーン、除雪車のブレード、畑の肥料などです。
鉄粉の飛散量は地域差があるため、お住まいの地域や駐車環境によって鉄粉被害の程度にも差が出ています。実際、車磨き研究所の入庫車輛でも鉄粉被害のひどい車輛とそうでない車輛があります。深刻な鉄粉被害を受けている車輛は、お聞きすると、線路の近くにお住まいで露天駐車だったり、豪雪地帯だったりするケースが多いです。
空気中に飛散する鉄粉は、ボディ表面の静電気に引き寄せられるなどして車輛に付着します。やがて付着した鉄粉が酸化する(錆びる)と、コーティングや塗装を侵食し、溶かしていきます。最終的には鉄板まで到達してしまい、さらにダメージを広げていきます。
では、車輛に鉄粉が付着しているかどうかの確認方法ですが、濃色車の場合は、目視での確認はほぼ不可能です。淡色車であれば目視での確認が可能です。小さい黒い点や黄色い点がないか確認してみてください。触って落ちる黒い点は、ボディに付着しているだけの初期状態の鉄粉です。この付着鉄粉が酸化すると、錆びたような黄色い点になっていきます。黄色くなっている状態はかなり危険です。既に塗装に達してしまっている可能性が高いです。
その他、おすすめのチェック方法は、たばこのセロハンを使用するものです。たばこのセロハンに指を入れ、ピンと張った状態でボディ表面を軽くなでてみてください。(※強くこすると傷を入れますので、ご注意ください)なでた時にざらざらとした感触がある場合は、鉄粉が付着しています。
鉄粉の付着が目視や触感で分かる場合は、実際には最低でもその100倍は付着している、と思っていただいて間違いありません。
鉄粉のダメージから車輛を守るには、完全屋内の車庫に保管し、乗らないのが一番です。しかしこれは現実には不可能なので、高圧スプレーでの洗車をこまめにする等しか対策方法がないのが現状です。
車磨き研究所の鉄粉除去は、施工されているガラスコーティングに合わせた専用のクリーナー(鉄粉除去剤)を使用することで、ガラスコーティングへのダメージを最小限に抑えています。ガラスコーティングへの影響を考慮しながら、最大限の効果を発揮する鉄粉除去ができるのは、車磨き研究所のガラスコーティングは、既製品ではなく、メーカーとの共同開発によるオリジナルのガラスコーティングだからです。ガラスコーティング剤の成分組成を熟知しているからこそ、最適な鉄粉クリーナーを選択できるのです。
しかしながら、専用の鉄粉クリーナーとは言え、ガラスコーティングへのダメージはゼロではありません。複数回の施工を繰り返すことで、ガラスコーティングの耐久寿命が減少しますので、鉄粉付着の度合い、ガラスコーティングの施工サイクルなどを考慮しながら、お客様にとっての最適プランをご提案させていただきます。
※コーティング基本耐久期限を超過している、もしくは、磨きに堪えられるレベルに無いと思われる車輛は、鉄粉除去の施工はできません。
※低年式車輛や一部国産車の未塗装樹脂パーツは変色する可能性があります。
※鉄粉除去施工時のコーティング状態や複数回施工により、ベースコートのガラスコーティングの寿命が短縮される場合があります。
※他店施工ガラスコーティングのコーティング残存レベルは保証できません。
※他店ウィンドウ撥水剤施工の場合、撥水の能力の低下、意匠性変化が起きる可能性があります。
※フッ素系撥水タイプのガラスコーティングの場合、フッ素の再施工が必要となります。(ハイモースコート、G'ZOX ハイドロフィニッシュ、エクセレントフィニッシュ・プレミアム・ヴァンキッシュ、エクセレントフィニッシュ)
※マーベラスフィニッシュ、エクセレントフィニッシュ・スパーク、・フレキシブルグロスフィニッシュ シリーズ施工車輛には施工できません。
クラス | 料金 |
---|---|
SS | ¥12,590 |
S | ¥14,160 |
M | ¥15,730 |
L | ¥18,090 |
LL | ¥20,450 |
X | ¥22,810〜 |
※ピッチ・タール除去が必要な場合は、別途料金が必要です。
※会員様は会員価格が適用されますので、会員ページをご覧ください。
※鉄粉の付着が激しく、1回の施工で除去しきれない場合、2回目以降の施工は半額となります。(一入庫同時施工)
※残存鉄粉が気になる場合は、パネル単位でのピンポイント除去も可能です。(1パネルあたり1,100円/残存鉄粉50か所以下、一入庫同時施工)