撥水性ウインドウガラス用コーティング剤には大きく分けて2種類のものがあります。
①有機性撥水コーティング剤
量販店で販売されているものはこのタイプが多い。
GS等で施工するものもこのタイプが多い。(お車を長時間お預かりすることが難しいので速乾性が必要な為)
②無機性撥水コーティング剤
専門店はほとんどがこのタイプを使用。
主成分はフッ素のものがほとんど。
車磨き研究所で使用するスプラッシュビューコーティング剤はもちろん②のタイプの100%無機フッ素撥水コーティング剤です。
①と②との性能の差は何か?
特性 | 有機性撥水コーティング剤 | 無機性撥水コーティング剤 |
施工性 | 専門店で無いと困難 | DIYでも可能 |
持続性 | 6ヶ月~2年 | 1~3ヶ月程度 |
撥水性 | 商品により差が大きい | 高い |
耐スクラッチ性 | 高い | 無し |
コーティング斑 | 起こりにくい | 起こりやすい |
再施工性 | 剥離しなくてもくすみになりにくい | 剥離しないとくすみの原因になりやすい |
価格 | 高い | 安い |
以上のようになります。
スプラッシュビューコーティングの特性
持続性 | 約2年 |
撥水性 | 有機系撥水剤よりも強い |
耐久性 | 促進耐候試験でワイパー拭き取り40万回クリアー |
コーティング斑 | 起こりにくい |
耐スクラッチ性 | ワイパーゴム等による傷が入りにくい |
このように大変優れたコーティング剤です。
フッ素膜の特徴として分子の高さを一定にすることが難しい為商品によっては摩擦に弱く6ヶ月程度しかもたないものもありますが、スプラッシュビューコーティングはフッ素の分子が限りなく平滑に成膜されるため摩擦に強く強い撥水性を実現しています。
注意点としまして通常のガラスよりも平滑になる為ワイパーの抵抗が大きくなる為にビビリが出ることがありますので必ずシリコンブレードにお取替え下さい。
それでもビビリがある場合にはワイパーゴムにグラファイトのコーティングをすることにより解消することが出来ます。