磨きに掛かる時間は施工店により非常に大きな差が在ります。
単純に言えば時間が短いほど磨きのレベルは低く、長いほどレベルは高くなります。
専門店でも1日施工を売り物にしているお店もありますがこれでは磨きとはいえないでしょう。
作業工程を見てみると、まず洗車次に鉄粉とりこれだけで焼く半日の時間が必要です。
その後マスキングに2時間このあと磨きとコーティングをどうやって残りの時間で施工できるのでしょうか?
磨きを施工する際に鉄粉とリとマスキングは必ず行うべき作業です。
鉄粉を執らずに磨けばボデイに食い込んでいる鉄粉をバフが引きずり逆により傷をつけることになりますし、マスキングをせずに磨けばモールやゴムに傷をつけることになります、モールやゴムにバフが当たらないように磨けば際の部分は磨けていないことになります。
傷を落として半日で磨く為には1回しか磨くことは出来ません、1回で磨く為には傷をおとすための磨きか艶を出すだけの磨きかのどちらかになってしまいます。
傷を落とす為の磨きですと粗いコンパウンドか荒いバフを使用するため細かい傷が残ってしまいます、中には粉砕型のコンパウンドを使用することで傷取りと艶出しを1回で施工する方法もありますが粒子が均一に細かくなるわけではないので仕上がりはけっしていいものとはなりません。
仕上がりのいい磨きに必要なのは時間です。
軽い磨きであっても3回は磨くことが必要です。
磨きとは傷の置き換えです、傷を取るためにバフを掛ければそのための傷が入りますその傷を取ればそのための傷が入ります、このようにしていかに目に見えない細かい傷に置き換えていくかが磨きですので、きちんとした仕上がりを作るには時間が絶対必要です。
一見きれいに見える仕上がりも工程を省略した磨きでは目に見えない傷が多く残っているので曇りの原因になってしまいます。
傷が残っているということは光が乱反射しますので光沢感はあまり出ません。
時間をかけて仕上げられた車と並べれば比較すれば一目瞭然です。
このように基本的には時間と仕上がりと料金は相関関係にあります。
きちんとした仕上がりをお求めになるのでしたら磨きコーティングで最低でも3日以上使用するコーティング剤のグレードにもよりますが7万円は必要でしょう。